草津白根山(本白根山)山スキー
草津白根山(本白根山)山スキー
2020年1月13日
関東地方にある日本百名山の最後の一座は草津白根山(本白根山)となりました。山スキーで行ってみよう。噴火警戒レベルが1に下げられたのはよかったのですが、2019/2020年のシーズンは雪不足で、草津も雪が少ないのが難点でした。
序盤は藪、中盤は笹薮、終盤はモナカに苦しみながらも無事にピークを踏むことができ、関東の100名山を登り終えたということで感慨深いものがありました。
7:00白根鉱山跡地 除雪終了地点(1260)ー9:45鏡池外輪(2100)ー10:25本白根山(P2171m)ー11:15鏡池外輪ー12:10除雪終了地点
移動距離:12km、累積標高:980m、行動時間:約5時間
スタート地点は色々と悩みましたが、鉱山跡の林道が除雪してあったので除雪終了地点から歩き始めました。雪が少ないのでファットスキーでいいでしょう。
林道を歩いていくとスキー場の跡地でした。どの尾根に取りつくか積雪状況を現地で判断し、向かって左の尾根に取り付きました。大地に上がると笹が濃密で、一歩ずつ踏み抜くような厳しい歩行を余儀無くされました。この時点で半分修行な感じです。
鏡池の直下の斜面は急傾斜でしたが氷化しておらず、念のためクトーを装着していましたが、特に問題なく登れました。だんだん面白くなってきました。鏡池の外輪は針葉樹(オオシラビソ?)が濃く、トラバース気味に際どくルートを切り開いていきますが、本白根山本峰を登るためには一度標高を下げる必要があったので、戻りはシール歩行が確定。本峰は北側の尾根が痩せていて薮が濃く厳しそうに見えたので、比較的緩そうな南側から登ることとしました。正解でした。
なんとか天気はもち、ピークに着きました。しかしなんの標識もありませんでした。赤テープのみ確認できました。ちょっと拍子抜けでした。記念写真をとって1本滑ります。雪質がモナカっぽくて悪く、よろよろ滑りでした。本白根山展望所に再度戻り記念撮影。鏡池からのドロップポイントまでシールで登り返し。
ここから草津温泉の温泉街を見下ろしながら滑り降ります。う~ん、いい斜面だけど、モ・ナ・カ。
1900m~1600mの300mほどの雪質がスベスベでここは超快適に滑ることができました。「これこれ~最高!」というのは束の間、登りで苦労した笹の沼のようなところを滑っていきます(滑るというより歩いていきます)。トレースがなかったら泣いてました。足を取られてひっくり返ること3回、ようやくスキー場跡地に到着。ここからはオートクルーズのようにトレースに乗って車まで戻りました。楽しかったです。ありがとうございました。
日の出とともにスタート
振り返ればスキー場跡地(ロッジ)と榛名山の上に太陽
朝焼けに染まる白根山
笹の沼 一歩ずつ膝くらいまで踏み抜いていきます。
少し登りやすくなってきました
鏡池の外輪までの急登 ここからモナカ
あれか!?
ルートを切り開いていきます。結果的に失敗してシール登り返します。
浅間山が美しい
あれか!?と思っていた山は目的地ではなく、その向かい側の(右の)山が本白根山のピーク
本白根山のピーク着きました〜
さらば
本白根山展望所より、本白根山ピークを望む
記念写真①(ピークにて) ②展望所にて
草津温泉の町並みを見ながら滑ります
モナカで息が上がりました
スベスベで優しい斜面に癒されました
雪不足で笹が見えています
スーッと滑れたらいいのに。実際ズブズブです。