斜里岳(オンネヌプリ)
斜里岳(オンネヌプリ)
2019年9月8日 [with Y先輩]
5:00清岳荘(670)ー5:40分岐地点(810)ー旧道ー6:35合流地点(1300)ー7:00斜里岳(オンネヌプリ)(P1547m)
7:15斜里岳(オンネヌプリ)ー7:30分岐地点ー新道ー7:50P1250ー8:25合流地点ー8:50清岳荘
移動距離:9.6km 累積標高:1100m 行動時間3時間50分
Y先輩と北海道遠征、1日目の一座目は斜里岳を目指します。天候晴れ。
レンタカーで中標津から移動中、広大な農地の中に斜里岳のピラミダルな山容が目に飛び込んできて、モチベーションが上がりました。深田久弥が見られなかったという景色を、いきなり見ることができるとは嬉しい限りです。
清岳荘から登山開始です。団体とトレラン一名が準備中でした。我々が歩き出す直前にトレランはスタートして行きました。
最初しばらくは林道歩き、その後沢沿いを登っていきます。何度も渡渉を繰り返し進みますが木の枝が低く、かがんだりしていると何度か頭をぶつけて痛かった(帰りも同じ枝で頭をぶつけてしまいました)。
分岐地点、沢沿いをそのまま行きます。これが旧道。渡渉も多いですが水量は細く、注意していれば靴が濡れることはありませんでした。
標高が上がると滝も出てきて沢登りのような感じになり、目まぐるしく変わる景色に興奮。源頭部に近づくと沢筋ではもう紅葉が始まっていて見事な彩でした。沢の水は最後は登山道の一部となっていつのまにか消えていました。
ヒゲが特徴的な地元トレランが早くも下ってきたので、色々と情報をもらいました。
稜線に出ると知床半島、海に浮かぶ国後島まで見渡せました。国後島にも立派な山がありました。純粋に登って見たいと思いました。近くにあるのに人間関係が原因で自由に登れない山。
それにしても風もなく静寂に包まれていて、何か不思議な感覚でした。頂上まであと一息。吊り尾根を進むと祠がありました。さらに少し登ると頂上に到着しました。
山頂は広く控えめな標柱が一本あるだけで粋な感じ。そして360度の大展望!最高の景色!
北海道遠征で初の山から見る景色は格別、絶景でした。記念撮影して小休止。山頂は自分たちのほか誰もおらず、静かに景色を楽しみました。雪景色も綺麗だろうな、スキーで滑るのはかなり難易度が高そうだな、、、などと想像ばかり膨らみました。
次に登る羅臼岳、翌日登る雄阿寒岳を目に焼き付け、下山開始です。
下山は尾根道の新道を行きます。旧道は登りの登山者とのすれ違い等もあり危険なので下山には使わないルールとなっているようです。
新道の稜線歩きも展望がよく、振り返ると斜里岳のハイマツに覆われた緑の山容が印象的でした。
清岳荘を起点の登山口
渡渉が何度もある
二股(新道の沢と旧道の尾根の分岐点)
二股からは沢登りっぽくなる
源頭部に向かって行く
沢の最後はこんな感じ
秋めく斜里岳
北海道はハイマツ帯の標高が低いようだ
山頂到着
百名山 オンネヌプリ(P1547m)ゲット!
雲海の下は屈斜路湖、その奥に雄阿寒岳、雌阿寒岳、阿寒富士。トムラウシはどこだー!?
網走湾
手前が海別岳、左奥が羅臼岳〜硫黄山のギザギザが見えている
国後島の山並みが見える。左が爺爺岳、右が羅臼山・小羅臼山
オンネヌプリの山頂にて先輩の歓喜のポーズ
三角点にて私の歓喜のポーズ
新道の稜線歩きは展望が良い
「いっそのことオンネヌプリという美しい山名を復活してもらいたいと思っている」by深田久弥
これから次第に秋が深まって行く気配を感じる