大弛峠-金峰山-瑞牆山
大弛峠-金峰山-瑞牆山
2019年8月18日
<自転車>
4:10琴川ダム(1470)-5:30大弛峠(2370)
<登山>
5:45大弛峠(2370)-6:15朝日岳(P2579m)-6:40金峰山(P2599m)-7:55大日小屋(1990)-8:15富士見平小屋(1810)-8:30天鳥川渡渉地点(1810)-9:10瑞牆山(P2230m)
15分休憩
9:25瑞牆山(P2230m)-9:55天鳥川渡渉地点-10:05富士見平小屋-10:45大日小屋-12:00金峰山-12:40朝日岳-13:00大弛峠
<自転車>
13:10大弛峠-13:40琴川ダム
自転車:距離14.8km、標高差900m、ヒルクライム1時間20分、ダウンヒル30分
登 山:距離20.5km、累積標高1850m、7時間15分
朝食は「ほうとう」を作る。山梨県の郷土料理ですが、私はまだ食べたことがありません。
作る、と言っても道の駅でカップ麺をゲットしたので、それにお湯を注いで5分で出来上がり。どれどれ、食べてみると、かなり美味しい!!カップ麺で550円はやり過ぎではと思いましたが、この質の高さなら納得。
いつもは寝起きでは中々気合が入りませんが、ほうとうを食べると元気が出てきてスイッチオンになりました。いくしかない!
天気予報は曇り。 いざヒルクライムスタート!前半こそ勾配がきつかったけれど、中盤は緩くなり、後半も緩いままですが標高が2000mを超えるとそれだけでキツイ感じ。
ガスのため視界不良ですが、大弛峠にゴール!
この道、問題点は路面が良くないことです。アスファルト舗装の陥没、クラック、道路横断側溝は進行方向に対して斜めに横断し、さらにその段差が著しい。あと幅員が狭い。
(ダウンヒルはスリップとパンク、対向車には十分気を付けなければいけません。)
ちなみに大弛峠(おおだるみとうげ)は、自転車で登れる峠の標高ランキングで3位!
<日本の自転車ヒルクライム標高ランキング>
①乗鞍スカイライン:2,717m・・・済
②富士山スカイライン:2,385m・・・未
③大弛峠:2,363m・・・今回挑戦
④渋峠:2,172m・・・済
以下は2000m以下なので省略
大弛峠から縦走開始です。
トレランスタイルで行きます。奥多摩、奥秩父エリアは、白山や北アルプスと違い、トレランに対する偏見はほとんどありません。
こちら側が先に減速・停止・挨拶といった行動をとれば大概、丸く収まるものです。
まずは朝日岳のピークに到着。視界不良で全く眺望なしなので走って通過。
金峰山が近付くと巨大岩がゴロゴロ増えてきて雰囲気が一変。ガスの中から金峰山のピークが。ちょうど山頂にいた夫婦に写真をとってもらいました。
そして五丈岩へ。こんなに巨大岩がここにあるなんて。ずっとこの目で見たかったので嬉しい。
ガスは晴れることなく景色なし。
深田は金峰山からの景色に「狂喜した」と言うから、どんな景色なのか楽しみにしていただけに、視界がないのは非常に残念でした。そもそも狂喜するとはどういう状態なのだろうか。相当素晴らしい景色か、深田がちょっと変態なのか、どちらかだろう。
「おおだるみ」と読みます
ギャス
ギャ〜ス
どうしてこう言うことになるのか不思議です
日本百名山 金峰山 ゲット
五丈岩
続いて瑞牆山を目指します。天鳥川の渡渉地点まで標高差800mを下ります。
針葉樹林と苔むした登山道。楽しい。
だんだん足が上がらなくなってきているのを分かっているのに、調子に乗っているとよくないことが起きます。何もない平坦なところで石につまずいて大転倒。 気の緩みには要注意です。 ファーストエイドで膝の擦り傷を処置して再始動します。
ガスは晴れるどころか濃くなってきて、転倒と相まってもうブルーな気持ちでペースダウン。
「瑞牆山もガスだから行きたくない」
いつの間にか脳裏にそんな考えも浮かびとぼとぼ歩いていると、いきなりガスが抜けて明るくなり、目の前に瑞牆山がどーん!と現れた。
渡渉地点で美味しい沢の水をのんでリフレッシュ。やる気スイッチオンからのフルスロットル入りました。一気に駆け上がっていく。
瑞牆山の山頂は巨大な岩の塊でできていました。ムキムキというかムチムチというか、艶めかしいというか。こんな山は見たことありません。
山頂には20人ほど。自分もここで休憩して、今日も柿ピーを食べた。最近の行動食のマイブームは柿ピーである。
記念写真を山ガールに写真を撮ってもらいました。
降っていきます
鬱蒼としています こういうところです。集中力が切れるのは。
一円も持ってないし富士見平小屋は完全スルー
もう帰りたいと思っていたら瑞牆山がどーん。「早く来いよ」と言われているような気がしました。
巨大岩に枝を立てかける意味は何??
そそり立つ
山頂は近い!!
日頃の行いが悪いのかまたガスって来ました
柿ピー食べているとガスが晴れてこの景色
帰路は大日小屋でハイドレーションに水を補給
復路には当然800mの登りが待っている。富士見平の小屋でハイドレーションの水がほとんどないことに気付きます。片道で1リットル飲んだことになり、燃費は良くないみたいです。
大日小屋ヨコの沢でハイドレーションの水を1リットル補給して救われました。冷たくてうまい。縦走の欠点は水がないこと。沢水は本当に助かります。
大日岩の下でトレランの若者と初めてスライドしました。なにやら奥多摩から縦走してきたという強者でした。同じ縦走でもピストンとスルーハイクでは意味が全然違います。
やられた、悔しいです。 ここで火がついて、俄然ペースが上がります。気持ち次第でペースが上がったり下がったり。頭の作りが全く単純で全く呆れてします。まだまだ自分をコントロールできていない。無の境地は遠い? もう温存するものはないので狂ったようにガンガン登ります。
五丈岩に二回目のこんにちは。視界がよかったので記念にもう1枚写真を撮ってもらいました。
ここから大弛峠までが精神的に長く感じました。地図を開く頻度が多いこと。
金峰山からは下り基調だから往路よりペースは早くなるはずですが、ほとんど同じペースというか、むしろ遅いくらい。 ひーひー。
大した事してないのに何ばててるの?自分に発破をかけてラストスパート。
大弛峠に到着したころに雨がぽつぽつ降ってきました。
ここにも強者がいて埼玉から峠を越えて、大弛峠までやってきたという2名の自転車クライマー。琴川ダムまで10km以上のヒルクライムがあるから、かなりの強者である。
もう情けなくて、「自分は琴川ダムからヒルクライムしたよ」なんて言えないです。
世の中、上には上がいて面白い(悔しい)です。
意識高い人達に刺激されると、また頑張りたくなる。
ゴミを拾いながら歩く。捨てるなゴミを。
そしてこの旨そうな飴はなんだ!
大日岩 ガスっていて登る気ナシ
樹林帯ゾーン
五丈岩に二回目のこんにちは
五丈岩のテッペンまで登るのを諦めた女性 危ないからやめておきなさい
ピース
合羽を着てダウンヒル開始。路面が悪いので慎重に下りました。
何とか本降りに合わずに琴川ダムに帰還できました。楽しかったです。
本日、百名山2座ゲット!ありがとうございました。
ダウンヒル開始
琴川ダムにゴール
道の駅で売っていたほうとう 550円
結構うまい