9:10登山口(駐車場)ー9:15松川温泉ー9:20三ツ石山登山口(880)ー10:00三ツ石湿原(1230)ー10:15大松倉山(P1407.5)ー10:45犬倉山(巻道)ー11:15黒倉山(巻道)ー12:10鬼ケ城ー12:25不動平避難小屋(1828)ー12:45岩手山山頂=薬師岳(P2038.0m)ー13:00不動平ー13:45大地獄分岐(1420)ー大倉山(巻道)ー14:15姥倉山(P1517.1m)ー15:00松川コース登山口ー15:05駐車場


時間6時間 移動距離26.5km  累積標高1800m

 盛岡駅前のレンタカーを8:00に借りて松川温泉登山口を目指す。高速ICを降りて適当にコンビニで水を買おうと思ったけれど、登山口まで1つもコンビニがありませんでした。コンビニ無いって、いいじゃん。

 天気は微妙で岩手山の姿は全く見えません。

 登山口の駐車場に着くともうワクワク感を止められない。脳が身体性を欲しているようです。松川温泉は、道路横に高温の温泉を送水する配管があって空気弁から水蒸気が吹き出していて、異様な雰囲気。硫黄だけに。

 温泉旅館の自動販売機でポカリ500mlを一本買って、三ツ石山登山口スタート!ガンガン行きます。うまい空気が全身に巡ります。

 いきなり急登がこんなに続くルートだったかな?地図を開いた時には時すでに遅し。ルートミス発覚。というか、そもそもの登山口がズレていました。普通間違えないやろ?それにしてもあの登山口には吸い寄せられた感じで間違いなんて微塵も思わなかった・・・自問自答して反省しました。引き返す時間損失より、遠回りの方をを選択。計画よりハードになったことになぜか喜びを感じてしまう。天気も怪しいので帰りは予定していたルートで下山しよう。

 花が咲いていて癒され、鳥のさえずりで癒され、静けさに癒される。癒しのストライクゾーンというか、癒しの感度が敏感になったというか。

 しかし常時ガスっていて視界が悪い。展望が良さそうな稜線だけれど20m先も見えません。雨が降らないだけ有難い。文句は言うまい。

 鬼ヶ城の稜線は小さな起伏が繰り返され、スピードが上がらず体力が削られます。素敵なお花畑が広がっていて展望が良ければ最高なのだけれど。

 岩手山の山頂に近づくと、濃霧となり視界10m以下、風強し。コマクサがチラホラ。どれもまだ蕾でした。

 4人の若者グループが霧の中から急に現れたと思ったら、山頂でした。岩手山ゲット!!

 景色を楽しみたかったけれど、視界なし。折角なので御釜を一周して復路へ。

大地獄谷沿のルートはどちらかというと少数派のルートという感じで人気が全然無い。姥倉山辺りで雨が降り出す。カッパを着て駆け下りていく。素晴らしい樹林帯でした。雨粒がカッパを打つ音さえも神秘的に感じる森でした。もう一回登り返して降りたいくらい素晴らしい登山道でした。帰路は誰にも会わず静かな山を楽しみました。

林道に出ると、松川温泉を通り過ぎて少し登ったところが登山口でした。

雨でずぶ濡れ。地元の人にどこの温泉がオススメか聞くと、登山口の横の松川荘だという。これはもう登る前から引力が働いていたとしか思えない。

日帰り入浴500円。露天風呂がオススメということでした。

内湯と露天風呂が直接繋がっておらず、露天風呂入口がロビーのところにあるとのこと。是非とも入りたいです。

「日帰りの人は浴衣がないから、嫌じゃ無いなら裸で行っていいよ」

とのことなので失敬しまして露天風呂へ。硫黄の香りプンプンの白く濁ったいい露天風呂でした。勿論内湯も素晴らしかったです。

ありがとうございました。

 盛岡駅からは東北新幹線やぶさ。緑がカッコイイ。

 E列ゲットできたので車窓から外を眺めていたけれど、岩手山は見えず。2時間で大宮ですからはやぶさったら早すぎです。

 帰って日本百名山を読み返してみると、深田が使ったルートと、私が歩いたルートを比べてみると、犬倉山から山頂、そして下山に使ったルートはおそらく同じではないだろうか。面白い。

ルートミスは怪我の功名か。