高知県出張が棚ぼた的に入りました。これは石鎚山が呼んでいるとしか思えない!大チャンス到来でした。仕事が終わり同行の上司を空港で見送る。

 旅のお供のレンタカーを借りて、まずは仕事の汗を流すために「吾北むささび温泉」へ。仁淀川が見える温泉で、ジムとプールが併設されており素晴らしかったです(温泉のみ利用)。

 そのあと登山口の面河渓に向かいました。ホテル・フィールダーに車中泊です。寝袋に入ると、窓からは満点の星空が美しく、川の流れの音を聞きながら目を閉じます。贅沢だなぁ~。

 フィールダーは後部座席を倒せばフラット(若干傾斜あり)になるので、対角線上に寝転がれば足を伸ばして寝られます。しかし問題はマットを忘れたこと。寝床が固くてどうにも。


 2:30起床。相変わらず満点の星空!今日は御来光が期待できます。もしかして、まだ見たことのない「水平線からの御来光」が見れるかもしれない!?早る気持を抑えられません。

 3:00行動開始。序盤からいいペースで登っていきます。このルートは尾根を進んだ後、斜面を横切るように石鎚神社の鞍部へ続く。トラバース区間は登山道の管理が大変なのでしょうか笹藪があったり、沢を渡るポイントが多かったりしました。

 下草の朝露が冷たく、気温も低くなってきたので愛媛大の小屋付近でカッパを着て再スタート。

 鞍部に着くと 東の空が色づいておりワクワクしました。 金属の歩廊が整備されていて余りにもあっさりと石鎚神社まで行けました。鎖場があると深田氏が言っていたのは、どこかな?探してみると神社の裏に鎖場がありました。こちらは大変そうでした。

 神社付近は発電機の音が響いていて、天狗岳と御来光の構図でシャッターを狙う人で賑わっていて、観光地のような状況。なんか違う気がしました。

 石鎚山のピークである天狗岳へ行こう。少し歩けば天狗岳に到着!そして日本百名山、石鎚山ゲット!

さらにその先の南尖峰(天狗岳と同じ標高)まで行き、一人静かな御来光を楽しみました。


 水平線からの御来光を期待していましたが、山の上の雲から朝日が昇りました。「水平線ご来光」はまたお預けです。 それにも負けないくらい、 四国の深い山並みの遥か遠くから登る太陽は綺麗でした。希望の光に、万歳三唱!!!次は「サイコー!」って叫んでみようかと思ったけれど、実は一段下がった岩に男性がご来光を拝んいました。随分独り言を喋っていたので恥ずかしかった・・・苦笑いでした。

 地元の方ということで、「剣山はどれですか?」と尋ねてみると、ARのアプリで教えてくれました。 山座同定が一瞬。 凄い時代です(ちょっと最近そういうのについて行けてない自分)。さらに東稜線の下降ルートは、矢筈岩の先でルート不明瞭で、ピンクリボンも撤去されているということでした。見るからに危険そうな匂いがしたので無理せず引き返すことにしました。貴重な情報に感謝です。


 紅葉は、始まったばかりで彩はこれから勢いを増していく感じでした。天狗岩のテラスのような岩でどら焼きを食べて、帰路に。ブナ林や巨木が多い静かなルートでした。いやぁ〜最高。感謝感謝。

鞍部に出ると空がオレンジ色

みんな同じアングルから狙うらしい 個性出そう?

静かに待つ時間

合掌

朝焼けに染まる石鎚山

染まる二ノ森

紅の後は黄金に染まる 剣山も遥か遠くに見える

サイコー!

石鎚神社

結構大変そうな鎖場

石鎚神社

頂上山荘

石鎚神社の下部は鎖でぐるぐる巻きになっている

あの先っぽでどら焼き食べてた

影石鎚

まるで要塞

ちょっと崩れたところもある

愛媛大の小屋

ここで休憩

もうソールの凹凸が摩耗して使用限界が近い

まだ緑も美しい

橋が多数

巨木コレクション

ここから巨木帯に入る

汗だくキノコ

超巨大キノコ

面河渓の散策

透き通ったエメラルドグリーン

泳ぎたい

ありがとうございました