今回は丹沢山に挑戦。

 深田久弥が歩いた道は「日本百名山」を読んでもよく分からなかった。大山の記述があったから、ヤビツ峠の方から登ったのかな?東京方面から行ったとすればここだろうと予想した。

 計画当初、標高も低いし大したことない山だろうと思って、欲張って自転車で周回コースを考えた。宮ヶ瀬湖から周回したら面白いだろうと思って、宮ヶ瀬湖に早朝到着したが、駐車場が営業してないし路駐禁止の看板が至る所にあって、駐車できなかった。仕方ない、停められそうなところまで車を走らせよう。丹沢山の東尾根の末端に駐車スペースがあったので、ここからの周回も良さそうだと思って、ここをスタート地点とした。

 自転車のコースとしても中々いい感じ。沢が綺麗で癒される。途中で鹿二頭に遭遇した。ツノがなかったからメスだろうか。護摩屋敷の水のところで自転車デポして登山道に入った。尾根に取り付きニノ塔まで登れば、ここからは縦走となる。三ノ塔、鳥尾山、行者ヶ岳、新大日と続く。

 新大日からは快適な稜線が続いており、緑が美しく左手に富士山という、最高の山歩きだと感じた。塔ヶ岳から遠くに蛭ヶ岳が望めた。丹沢山で小休止して蛭ヶ岳へ。”丹沢山塊の一峰で全体の立派さ”から百名山に選んだという深田氏の想いからすれば、丹沢山塊の最高峰は踏んでおかないといけないと思った。

 蛭ヶ岳への道は、この縦走路の中でも特に木道が多く(長く)整備されていたように思う。環境保護の意味だろう。それだけ多くの人が往来するようには思えないくらい閑散としていた。ツツジやシロヤシオが綺麗に咲いていた。今日は最高の縦走だ、関東も捨てたもんじゃないな!!なんてルンルン気分で折り返した。

 丹沢山から東の尾根へ抜ければ周回となるが、なんだかあっけなく、もう少し山歩きを楽しみたいという欲張りから往復すること(距離がかなり伸ばすこと)を決めた。この選択は後悔することになった。なぜなら大勢の登山客が次から次へと登ってきて、立ち止まっては挨拶の繰り返しで中々ペースが上がらない。これなら周回ルートにしたほうが楽しかったかもしれない。あの朝の静けさはなんだったんだ?と考えなから歩いているとルートミスして時間ロス。計画調和の潜在意識が働いてうんざりして下山した。

 帰りの自転車では、釣り人を多く見かけた。私も釣りをしたいぞ!と思ったけれど、まずは関東の山を知ることが優先だと自分に言い聞かせた。なんだかんだ結構歩いたし疲れてしまった。楽しめたのはよかったけれど、当初の予想や計画が少し甘かったなと反省した。

表尾根

緊急連絡の看板が結構立っている

大山は山頂に電波塔が見えた

看板があって分かりやすい

三ノ塔休憩所

これから歩く縦走路

鳥尾山荘

新大日茶屋

新大日からの縦走路は緑が美しい

キノ又小屋

花びらと木道

塔ノ岳

仏様

富士山

緑の道

丹沢山の手前の登山道

丹沢山(丹澤山)とみやま山荘

ツツジのピンクが綺麗

癒しの森

癒しの稜線その1

癒しの稜線その2

蛭ヶ岳山荘

蛭ヶ岳で記念撮影

歩いて来た縦走路(右のピークまで戻る)

ツツジに浮かぶ富士山

シロヤシオに浮かぶ蛭ヶ岳

往路の塔ノ岳(一人)

記録の塔ノ岳(推定50人以上)

護摩屋敷の水

自転車は片道10kmしか乗れなかった

今回GPSのログのため使用したアプリ「スーパー地形」はカシミール3Dからできたアプリらしく、使いやすかったです。iPhoneで使用。試用期間が終わると、制限がかかるので、960円の課金で制限解除ができる。スマホでトラックの作成が簡単にできるというメリットが大きいと思う。