スノーシューの足跡の上に新雪が積もっていた。

 登山口は雪が薄っすら積もっている程度。今日は深雪を期待してスーパーファットスキー、ラッセル大歓迎なのに雪少ない。

 名松コースで高度を上げると、雪は深くなってきて嬉しい。スノーシューの足跡は平坦地は使わせてもらうけれど、勾配があるところは進みにくいので、2人で先頭を交代して進む。


立派な松の大木は、仁王の松と言う。


 前山は左から巻きにかかる。みさごさん濃密な藪に苦戦しながらもルートを切り開いてくれました。

なんとか鞍部に出られて安堵したところで休憩。熱いお茶が上手い。山で食べようと思って、コンビニで買った和のブラックサンダーきなこを忘れた。悔しい。


 ここは標高1140mで大したこと無さそうですが、雰囲気は一変し、樹氷地帯に突入します。

風も冷たい。少し進むとガスで視界が悪くなった。風は強くないけれど、ここで電熱線ゴーグルを試してみよう。

 危機管理として実際に必要な場面に直面する前に試用しようという訳です。

 視界が少し狭くなる反面、目に風が直接当たらないので、安心感があって、メリットの方が多い。

 機械なので電力が必要で、GPSにしろゴーグルにしろ、冬山で素早く・遠くへ行くにはハイテクに頼るしかないのか。劣悪な環境、通称地獄にいても、暗闇でも行動できるという力を手に入れたということなのか?

 これは地獄から脱出する力だと思いたいです。

 特に冬山は臆病過ぎるくらいがいいのかもしれません。

 レベルは高くない山でも、考えるとこがなんかたくさんあった。しかも今日はビーコンを忘れたので大反省です。


 気付けば頂上付近の高台に着いた。

 低木が出ていて、イメージとは違った。ピークはどこだー?

 みさごさん、新しいGPSを見ながら、過去の記憶を頼りに一直線にピークまで案内してくれました。

 やったー、ゲナンポ!

と喜んでいたら後ろからスノーシューの人が追いついてきた。

そうだな、ここならスノーシューでも来れるなぁ、、、写真を撮ってもらい感謝



シールを剥がしているとガスが晴れてきました。

Oh...No!大野市の眺望が素敵です。

 

 やっとこの感覚!浮遊感を味わいながら滑り降りる。最高です。

 尾根は藪があってどこでも滑れるわけじゃないけれど、新雪を撒き散らしながらキャンキャン言って滑ればあっという間に下山。楽しかった~。ありがとうございました。

大野のお米はうまいだろうな〜と思った

雪踏(ラッセル)

樹氷

頂上手前も藪が多い

ピークはどこだーー?

ここだーー!

西洋かんじき男(スノーシューマン)

極太板(スーパーファット/K2 hell-bent)

カーテンをかき分けて滑る

フワフワ〜最高☆

どうや〜綺麗やろ

青空も見えてハッピー

山麓はまだまだ雪足りない

ゴール☆