岩屋俣谷川〜別山 沢登り
岩屋俣谷川〜別山 沢登り
2014年8月31日[with Yasuhiro先生]
3:45 市ノ瀬ビジターセンター(800)
5:40 別山谷出合(1100)
8:55 三ノ峰の直下(1560)
11:40 別山稜線に合流(2050)
12:35 別山(P2399)
13:30 チブリ尾根避難小屋(1900)
14:45 林道(900)
Yasuhiro先生にお誘いしていただき、今日も沢へ行きます。別山へ「岩屋㑨谷川」の沢登で行きます。
え?どこ??
誰も思いつかない(行かない)ルートにお供させていただきワクワク。
市ノ瀬が起点。暗がりの下、山行スタートです。報告がないルートゆえ所要時間が読めないので、早立ちで距離を稼ぎます。
堰堤4つを巻いて乗り越えていくと、そこには思いもよらない景色が待っていました。
巨大な岩、綺麗な水、こんな場所があったんだ。
水は冷たく腰までつかると寒いくらいです。まだ夜明け前なのでヘッドライトを頼りに沢を上りました。
ここで本日の最大のトラブルが発生します。
それは、徒渉中に起こった出来事。デジカメが沢の流れの中に落ちて行く瞬間でした。ファスーナーが閉まっておりませんでした。
ジャバーン、ドンブラコ~デジカメさようなら〜。
暗くて見失いました。しばらく探しましたが見つけられませんでした。
半泣きです。先生「若さゆえまだまだ甘さがあるね」身に沁みます。
写真はほとんど全てがYasuhiro先生にいただいたものです。
デジカメは一旦忘れます。気を取り直して、先に進みます。
別山谷の出合を岩屋㑨谷川の方へ進みます。いよいよ滝が連続して現れてきます。これこれ、沢登の醍醐味、滝!!
しかし、この谷、自分にはなかなか手強かったです。
ナメ床、ナメ滝、ツルツルで手も足も出ません。どうやって登るの?沢をナメルナ!と言われているようでした。
Yasuhiro先生のルートファインディングで、高巻きや、肩車、スリング、ロープ等を駆使して一つ一つの難関をクリアしていきました。先生「随分楽しませてくれるじゃん」
難関をクリアするたびにモチベーションが上がっていく二人、ちょっとヤバイかも。
高度を上げるにつれ、高巻きができないような場面や、正面突破を余儀なくされる場面もでてきます。落差が大きいナメ滝を目の前にビビる私「これは、、、ちょっと無理では。」先生「必ずどこかに弱点があるはず。」
気合で高巻き、際どいトラバース、決して簡単ではありませんでした。これが最後のボスで、この先は沢の水も一気に減り、稜線目指して藪漕ぎで突破!
難しい地図読みと現地判断で、ルートファインディングが必要でした。先生「人生に藪はつきもの。必ず道は開ける。」
今日の先生は詩人です。
道は開けて、無事に稜線に出られ安堵。難関は協力体制の下で突破できました。壁を乗り越えていくようで気分はイイ感じです。稜線からはズックに履き替え別山のピークを目指します。
すっかり秋めいていて風は冷たかったです。稜線のお花畑は綺麗でした。チングルマは花びらからヒゲに衣替え、ヒゲ面のチングルマも素敵です。
ヒゲといえば、髭魔人さんはいったいどうしてしまったのでしょうか。。。モチベーション復活を心待ちにしています。
別山で記念写真、あとはダッシュでチブリ尾根を下ります。先生は私から逃げるように走っていきますが、これは負けるわけにはいきません。どうしてそんなに軽快なんですか。
チブリ尾根は長い!ゴールはまだかまだか。足もダルイし道のりは長いです。14:45ようやく登山口に到着。今日も楽しかったです。冒険でした。Yasuhiro先生ありがとうございました。
しかし、問題はまだ解決していません。まだ時間はあります。どうしてもデジカメが心残りなのでダメ元で探しに行かせてもらいます。問題発生個所までは走って行きました。当たりをくまなく探しますが、目視では見つからない。手探りで川底を触ること10分経過、もうダメか。
あきらめかけたその時、水が流れる岩の隙間に、青く煌めくものが。それはCANONの防水デジカメ!!嬉しくて仕方ありませんでした。防水デジカメは10時間水中にいてもOKでした!おかえりなさい。
ありがとうございました。
旗印は難関の滝