大門山 山スキー 大勉強会
大門山 山スキー 大勉強会
2014年1月19日[Yasuhiro先生、大魔人さん、髭魔人さん、みさごさん、ゲンさん、Noza]
Yasuhiro先生:K2ヘルベント/TLT/Dynafit
大魔人さん:K2ポンツーン/TLT/Scarpa
髭魔人さん:K2ポンツーン/TLT/Dynafit
みさごさん:K2ヘルベント/TLT/Dynafit
ゲンさん:K2ダークサイド/TLT/Dynafit
Noza:K2ヘルベント/TLT/Scarpa
Yasuhiro先生、大魔人さん、髭魔人さんに大変お世話になり、大門山に挑戦しました。大変貴重なことをたくさん教えて頂きとても感謝しています。
みさごさん、ゲンさん、自分の未熟な3人の勉強会ということで、エキスパートの方々に手取り足取り教えてもらいました。林道は雪崩に警戒しながら進みました。ゲンさんが先頭ラッセルを頑張ってくれました。尾根の取り付きポイントでクトーを装着し、自分が先頭に立ちますが苦戦してしまいなかなか取り付くことができませんでした。しびれを切らした大魔人さんが、上手くルートを切り開いてくれました。他の4人は、別の場所から取り付いた模様でした。その後は細い尾根を進み、4人と合流しました。
尾根状は一見一本道の様に見えますが、実は地図の等高線では現れない難しい地形となっています。頭脳プレーのスタートです。自分はすぐに高度を上げてしまいがちで、指示を受けながらルートをとりました。まだまだ、特訓が必要です。
途中、トラバースを試みようか考えましたが、雪の状態が危険と判断し、急がば回れで迂回しながらルートをとりました。雪洞を掘る訓練では、雪洞の中は意外に寒さを凌げるということも分かりました。防寒マット(銀マット)とロウソク、ツェルトはパッキングしてありましたが、実際の状況を体で感じて覚えておくことが大切だと感じました。
ブナオ峠標高1000m地点でゾンデ棒により、積雪を測ったところ220cmを観測しました。ここからは、風当たりも強くなり、防寒武装する必要があります。−8℃だったと思いますが、グローブは本革でないと凍るでしょう。アイウェア(サングラス)なども無いと、まつげが凍ります。私はフリースを一枚着て再スタートしました。雪質が氷化気味になるところもあり、クトーがあると安心でした。
先生や、大魔人さん、髭魔人さんにアドバイス頂きながら、山頂に到着しました。シール歩行だけでもとても充実していました。
林道の歩き方からルートファインディング、ラッセルの極意に至まで、指導していただきました。とても勉強になりました。そして、改めて自分たちの未熟さを痛感しました。まだまだ勉強不足なので、 山スキーに対する姿勢もまだまだ甘い、考え直す必要もあると感じました。これまで以上に慎重に、謙虚に、励んで行きたいと思います。
反省会を兼ねた宴会でも、貴重な話や注意話など叱咤激励を頂き、感謝です。美味しいお酒とお肉まで食べられ至れり尽くせりの幸せ者、申し訳ない気もしました。非常に充実していました。感謝です。
気持ちを新たに、この反省を生かして、我々3人まだまだ努力したいと思います。(焦らず安全第一でがんばります)どうか、またよろしくお願いします。
ブナオ峠からの登り返しでは、うまくシールが張り付いたので、安心して登り返すことができました。
そのピークに着いた後、遭難救助の訓練の一環として、ビーコンを隠してもらいそれを探し出す訓練もさせてもらいました。
雪崩発生から10分以内で3人(ビーコン3台)を救出するというミッションで、みさごさん、ゲンさん、自分で捜索しました。
その結果、10分以内に見つけられたのは2人でした。1人は時間切れとなり、10分を超えてしまい最後の1台だけで15分もかかってしまいました。時間をロスした要因も初歩的なミスや勘違いから起因することで深く反省しました。ビーコンの捜索で慌てていては、実際の人命救助となった場合、本当にヤバイと感じました。(捜索方法や、役割分担など冷静に効率よく探し出せる様にしないといけない。)
自分たちの不甲斐なさにテンション下がりました。が、気を取り直して滑降再開です。
無事、林道まで降りられました。
最後までお客様ではいられない、足を引っ張ってそのまま帰れない、やるせない気持ちを少しでも昇華したい!!僕がラッセルします!消えかかったトレースをガンガンラッセルしました。高速スケーティングは汗だくになります。後ろから追い付いて来たゲンさんが、代わろうか?と優しい声をかけてくれました。ちょうど林道ショートカットの滑降ポイントだったので、激しい崖を滑った後、先頭ラッセル交代してもらいました。次いでみさごさんが、ゲートまでのラッセルを担当してくれて、ようやく帰還できました。
3:20 西赤尾ゲート発 350
8:20 ブナオ峠 P1000
10:40 大門山 P1571
11:05 滑降開始
11:30 ブナオ峠登り返し
12:10 遭難訓練(ビーコン練習)
14:10 西赤尾ゲート着
登り返しがあるので、シールが濡れて粘着力がなくならないように、慎重に雪が着かない様にはがしました。山頂は広く遮るものがないので、風も強く寒いですが、おそらく晴れていたらとても奇麗な景色が見れるのだろうと、想像していました。
それでは、おまちかねの滑降開始です。といっても積雪後は危険なので、慎重に滑って行きました。ところどころトレースが消えているところもあり、適宜GPSを確認しながら滑って行きました。フカフカな雪にテンションもあがりました。
ジャンプ不足で原点か
激しい崖
上達したみさごさん
大魔人さんにしびれた
攻める髭魔人さん
顔が緊張している自分
新ゴーグル姿の先生。常に素敵
ピーク目前
樹林帯も吹雪
厳冬を耐える樹木
アドバイスを教授頂いている様子