登りはラッセルが厳しくて、6時間も要しました。このルートは危険な箇所も少なく、地図上の等高線の割には登り易く感じました。ピーク下部のトラバース地点は少し注意が必要です。

 今回のコースはピストンでしたが、条件次第ではさらに面白いコースを考えられそうです。滑りは登り返しも含めて2時間でした。登り返し後、おやつ&ティータイムは私服のときでした。


 今日は、体力トレーニングも出来たし、滑りも十分楽しめました。回を重ねるにつれて装備の善し悪しも分かって来ていい経験になりました。

 いずれにしても、今日は単独ラッセルではピークは絶対無理でした。相棒ゲンさんありがとうございました。またコラボよろしくお願いします。


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 トヨタ学校からスタートし、馬狩料金所の手前の白谷左岸(向って右側)を登って行きました。堰堤を上手く超えられるか心配していましたが、案の定、積雪は豊富で堰堤の脇をトラバースすることが可能だったので、簡単に超えることができました。

天気:雪  気温:−7〜−2℃

下り部分は帰りのことを考慮してジグザグにトレースを付けて下ります。写真はコルで帰りはここからシールを貼り直して40m登り返します。相変わらず激しいラッセルです。

標高を上げて行くにつれ、積雪も増してきます。ラッセルは適宜先頭交代していましたが、吹きだまりは太ももを超えることもありかなり苦戦しました。ゲンさん膝ラッセルがんばです。

 夏道の登山道に合流しようとしましたが、ラッセルがキツくて谷筋は登れず、尾根を最短ルートで詰めることにしました。当初からジグをきって登る練習をすることを目標としていたたゲンさん(サブスリーさんって言いにくいので、これからはゲンさんと呼ばせてもらうことになりました。)は、率先してラッセルしてくれました。

1400m付近で、休憩も兼ねてビーコンの動作確認をしました。一方がビーコンを雪の中に隠し、一方がシャベルとゾンデを使って探し当てるというデモをやってみました。デモ以外で使いたくはないですが、万が一のときの為に練習しておくことが肝心です。

一瞬の晴れ間、素晴らしい絶景でした。白川郷が丸見えでした。この先も晴れを期待しましたが、期待とは裏腹に、太陽は顔を隠してしまいました。晴れの日の景色を見てみたいです。

尾根歩きは雪庇に注意しながら進みます。この辺りから気温が急に下がって来て、 気温は−6℃、簡易なグローブは凍ってしまいました。ポケットのゼリーも凍りました。そのため完全装備にして先に進みました。

 P1586を前に、あの小ピークは巻けるか?積雪がスゴくて、トラバースは危険過ぎて不可能です。素直に登り返すこととし、小ピークに登り上げました。

裏側からP1586はこんな感じです。帰りの登り返しは40mくらいで大したことありません。

 三方岩が見えてきました。ここは右へ移動し、岩の北側から回り込んでピークを目指します。疎林となり、勾配も急なので、雪崩や滑落には要注意です。 危ないトラバースは避けるため、地形を考えながらルートを見つけます。

 ピーク直下は、風も強く厳しい環境です。もう少し、ゲンさん気合い入っています!

 ようやくピークを踏めました。ピ〜ス☆視界が悪くて、景色は見えず残念でした。晴れの日に来てみたいです。セルフタイマーにて記念写真を撮ったら滑降スタートです。

 視界が悪い部分ははぐれない様に慎重に進みました。雪質はフッカフかのパウダーで登り返し地点まで一気に滑ります。登り返し地点手前で、 富山県からお越しの2名の後続の方に出会いました。やはりスーパーファットでした。この雪はスーパーファットでないと楽しめないのではないでしょうか。

 登り返しはトレース通り登るので、楽勝でした。再度滑降開始です。ここからは視界も通るので、ツリーランを思う存分楽しめます。敗退組のシュプールが少々気になりましたが、パウダーは残っているので十分楽しめました。

 ゲンさん、パウダーを蹴散らせています☆

 ゲンさん、スプレーまき散らしています。激しいです☆☆

 激し過ぎます☆☆☆ パウダー最高!

浮きます☆

ツリーラン・ボブスレー!

 スキーやスノーボードのパーティーが遊んだ跡が気になったので、誰も滑っていないところを滑るために若干トレースを少し外れてパウダーを楽しみました。最後は少し薮が濃い斜面になりましたが難なくスーパー林道に合流し、無事トヨタ学校に帰還しました。楽しかったです。