今回は、 沢登りに初挑戦しました。 Yasuhiro先生に誘っていただき、沢登り初心者の自分でも楽しめる場所を選んでもい、貴重な山行、今日も感謝です。沢登り、すごく面白かったです。

 Yasuhiro先生のHP髭魔人さんのブログ


 まず、沢道具を全く持っていなかったので、困ったときの好日山荘へ、GO!いろいろと教えてもらいながら3点セット(沢靴、沢靴下、沢グローブ)を購入しました。沢靴は靴底がフェルトになっていて滑りにくくなっており、つま先の近くまで靴ひもがあるので、調整が容易で履き易かったです。沢靴下があれば雪解け水も気持ちいいくらいでした。グーローブも大活躍でした。ありがとうございました!

 薬師沢左俣は、そのアプローチが非常に長いです。これをワンデイするには、長いアプローチを如何にスピーディーにこなすかにかかっています。それ故、自転車で折立までヒルクライムで時間を短縮する必要があります。沢登りの最中に、夏場の大雨で増水するといけないので、入渓時刻、沢登り終了時刻を計算して行動しなければなりません。山の天気予報は当てにならないので、いつ降ってくるか予測は困難だからです。

 という訳で、亀谷温泉から自転車で折立を目指しました。日が出ていない時間は涼しくてペースは早いです。自分が先頭を引かせてもらうことになりましたが、折立手前で、Yasuhiro先生が猛スピードでアタックを仕掛けてきました。当然、即座に反応してトラッキングを試みましたが、離されてしまいました。どこから狙っていたのでしょうか、完敗です。髭魔人さんも間もなく到着、少しお疲れの様子でした。ここからファイトです!折立で登山シューズに履き替え、登山スタートです。サブスリーさんの様には走れませんが、サクサク登っていきました。

 太郎の手前で明るくなってきました。しかし、まさかの雨が降ってきました。なんでやねん。まだ小雨程度なので、涼しいくらいなのでよしとします。

 太郎平小屋で水を補給しました。Yasuhiro先生のファンの方2名と出合いました。

Yasuhiro先生ですよね?髭魔人さんですよね?・・・・・(誰だこの人?)」あれ?

ちょ、私は、Nozaといいます。よろしくお願いします!頑張ります。


 冗談はさて置き、太郎平小屋から分岐し、薬師沢の方へ降りて行きます。

 木道は走り易いです。しかし濡れていると注意が必要です。髭魔人さん、勢いの余りストック折れてしまいました。

 この橋の沢から入渓しました。薬師沢左俣です。ワクワクします。沢靴に履き替え、登山シューズは水に濡れないように袋に入れて保護します。大きい袋に入れて縛っておけば、リュックに水がかかっても濡れることはありませんでした。

 どんどん沢を登って行くにつれ、滝の連続になってきます。滝を一つずつ乗り越えて行きます。最初は小さい滝、徐々に落差が大きくなって行きます。素晴らしいです。小さな滝から練習だと思って乗り越えて行きました。自分は、両手を使って少しくらい濡れても慎重に確実に登って行きました。Yasuhiro先生は、ストックで上手く登って行きます。お医さんですから、手は大切です。

 小さいゴルジュ(左写真)にも出会いました。面白いです。こういう景色、見たかったんです。

そして最期の大きな滝は、Yasuhiro先生から右からでも左からでも行けるという判断で、自分が先行して登ってみます。アドレナリンが放出され、緊張感の中、集中力があがります。慎重に三点支持で登りました。登り上げた時のあの充実感はやってみないと伝わりません。

 髭魔人さんの大きな滝を乗り越えたときの気合いの表情は、滝の緊張感を物語っています(右下)。

 生憎の小雨で高度2000m以上は寒いくらいでした。ガスもかかってきて、ガッカリかと思いきや、滝が終われば今度はお花畑でした。静かで清らかで、僕たち以外ここには誰もいません。こんな癒しの空間、ありますか。青空だったらもっと奇麗なのかもしれませんが、この景色だけでも大満足でした。コバイケイソウの群生には、驚きました。今まで見てきた群生とはレベルが違いました。他にもシナノキンバイや、ハクサンフウロ、チングルマ、ハクサンイチゲ、等々、お花天国でした(他にも知らない花もいっぱいでした)。

 沢の源頭は雪が出てきましたが、問題なく歩けました。このあたりで登山シューズに履き替え、北ノ俣岳に登り詰めました。

 北ノ俣岳は初登頂でした。ガスの中で、景色は見れず残念でした。ここからはあとは下るのみです。太郎平小屋を目指して小走りでGO!木道は走ります。快適です。あっというまに太郎平小屋に到着しました。水を補給し、再び小走りスタートしましたが、登山客の列に難儀しました。お願いして先に行かせてもらいながら、飛ばして行きます。最期はもう惰性に任せて落ちる様に走って行きました。早い早い!!

 折立でシューズの泥を落として、登山シューズは方付けます。そして自転車シューズに履き替え、あとはダウンヒル20kmで山行終了です。おつかれさまでした!!!

動画も1分ほどですがアップしてみました。