一人トライアスロン珠洲2020
一人トライアスロン珠洲2020
10年前に初めてトライアスロンの大会に出場した。トライアスロン珠洲だ2010。そのときに10回連続完走賞のことを知った。体力維持とモチベーション維持の目的で10年間続けようと決めた。
単身赴任中も大会に合わせて帰省してなんとか連続記録とモチは維持した。
いよいよ今年の2020大会で10年連続だというところで、新型コロナウィルスの影響で大会中止となってしまった。
これまで台風の影響でスイム中止となったこともあり、昨今の極端な気象条件を考えるとそういうパターンも増える傾向が予想されるところに、いつ収束するのかわからないコロナ騒動も加わり、次年度以降の開催もいよいよ怪しい。
このまま目標がフェードアウトしてしまうんじゃないか。10年続けてきたのに。このモヤモヤした気持ちを晴らしたい!
そこで一人トライアスロンをやることに決めた。
2020年8月10日 月曜日
三密を避けて早朝スタートとする。見附島で日の出を迎えた。素敵だ。ウズウズしてきた。
スイム会場の鉢ケ崎海水浴場は営業してない思っていたが、海水浴のブイとロープが設置されていた。これに沿って3往復。なにもタイムトライアルではないのでまったりとやろう。
水鏡に朝日が写ったオレンジ色の海で泳いだ。透明度もよかった。これは水深1mくらいで撮影。
波はないけれど流れ(例年同様、西向きの流れ)があって苦手なスイムのいい練習になった。
トータル700mほど泳いだでだろうか、水中でシーーシーー、カリカリ、シーーシーーという音が聞こえ始めた。え?ナニナニ??平泳ぎであたりの水面を確認してみるが舟も何もいなかった。水中しか聞こえない音だった。
イルカみたいなファンタスティックキャラならいいが、MEGモンスターみたいなサメでてこんよね?と考えたら怖くなった。背びれが出てこないか?ヘッドアップ多めで海から上がりました。
2リットルのペットボトルに水を入れてきたので、それでシャワーして着替える。
トランディションはたっぷり20分。バイクスタート。
今回はレース中は通り過ぎる観光スポットに寄ってみよう。まずはランプの宿。
空中展望台はまだ入れなかった。
狼煙では激坂を登って禄剛崎灯台へ。
能登イチ(能登半島一周)した時の記憶が蘇る・・・
海が綺麗だ。 気温は30度を超えた。アツくなりそうだ。
ゴジラ岩もあるよ。近くで子供達が海水浴していた。
レースでは苦しめられる大谷峠。10年前を思い出して旧道から登った。グルグル旋回しながら登る新しい道はダラダラ登るの一方で、旧道は最短距離でガツンと登れるので個人的には好きである。
峠到着!ダウンヒル行くよ〜。
ここからオリジナルコースにアレンジ。珠洲には大谷さんよりすごい峠があるのだ。
そう、今日は山の日!なのでヒルクライム行くしかない。大谷峠を下りきって右折。宝立山ヒルクライムが始まる。正直、この暑さには応えましたが、奥能登の山の景色はご褒美です。
峠のトンネル手前に沢水を見つけた。天然エイドステーションであった。
宝立山ポケットパークにて記念撮影。
小屋ダム経由で見附島までダウンヒル。直線急降下で瞬間最高速度67km。おもろ。しかし誰にも合わない65kmのバイクであった。
左の画像が本日のルート。数字は5kmごとの印。
上の画像が高低差を表したもの。でかいピークが宝立山で、その前のピークが大谷峠である。
見附島でデポしてあったランニングシューズに履き替え。バイクラックに自転車をデポ。
水分補給とエネルギー補給を十分に済ませた。
鉢ケ崎まで11kmのランニング。ノーエイドで行けるだろう。ヨーイドン!
スタート2km暑すぎ。エイドなし無理っす。
公園で頭から水をかぶる。
4km付近、身の危険を感じる。
自動販売機でコーラ補給。一気にパワーが出てくる。
エイドがないとパフォーマンスはかなり落ちるということと再認識しました。
立山連峰も見えた。河口は先日の豪雨で濁り気味であった。
9km付近、体温上昇しすぎて身体が黄色信号。ここでも公園で頭から水をかぶって乗り切る。
レース本番もそうだが、あと2kmが地獄のようなキツさだ。追い込みたいが身体がついてこない感じ。いうまでもなく今回は沿道の応援はない。むしろ「この暑い中走っている人がいるわーキチガイだわ」というような憐れみの目線を感じたくらいだ。キチガイですが何か。
それでも歯を食いしばってなんとか一人トライアスロンゴール!!
フラフラです。自動販売機でファンタグレープ。身体が痺れていて水をかぶって暫くクールダウン。
うーん、やり遂げた!!大会では無いけれど、10年続けるというの目標は一応達成ということで、気持ちがスッキリした。
大会だと周りの選手がいて、刺激しあってレース中も気合が入っているし、応援もあって、エイドもあって頑張れる。普通に平和に大会開催できる日を切に願います。
左の画像はランニングのコース。 数字は1kmごとの印。
ちなみにAタイプの折り返しからのコースと同じである。
バイクとラン併せて珠洲市をぐるっと回った感じである。
上の画像はGARMINの脈拍トレンド。
びっくりする数字が出ているが、心拍バンドではないので異常値(誤差)もあるかもしれません。
見附島に車で戻って自転車を回収して帰るのでした。
珠洲・・・今日もありがとう。