白山東面の一般ルートに挑戦。

メンバーはNakanoさん、まっさん、みさごさん、私の4名。

年齢的に30~50歳代、みなさん山の先輩であり人生の先輩である。体力自慢なだけの自分には勉強になることが沢山ある。最近はその体力さえも自慢できるレベルにないから困ったものである。三十路。而立。もっと脳を使っていかないとなー、、、



 さて白山東面と言えば自転車から始まる。昨今は通行止の林道を進むことが問題になることがあるらしく気を使う。道の駅に駐車して自転車スタート。途中休憩しながら自転車を漕いだ。除雪のおかげもあって残雪を気にせず取り付き付近に到着できた。デブリもなくこんなにラクに来られたのは初めて。

 路肩の邪魔にならないところに自転車デポする。私は自転車の鍵を忘れてしまったので一緒に繋げてもらいました。忘れ物1つ目。

 尾根の取り付きは、自分の記憶では沢沿いの急登を進んでいたが、最近はもう少し林道を進んだ斜面からラクに上がれるようになっていた。踏み跡もあった。

 雪が現れるまでは辛抱の山歩きだったがこれまた楽し。雪が出てからシール歩行開始。Nakanoさんはツボ足が好きだからと言うことで、スキーは履かないとのこと。凄い発想です。Nakanoさんと言えば、カザフスタンの7000m峰ハンテングリ登頂経験あり、TJARの第一回メンバー、その他多数の功績ありの伝説のアドベンチャーレーサー。山の技術や考え方、楽しみ方、色々勉強させてもらおう!

 雪解けは早いようで、帰りがスムーズになるように雪が確実に繋がっているルートを選んで進んだ。沢を挟んで反対側の斜面には熊が。木登りしているのをまっさんが発見した。近くじゃなくてよかった。高度を上げるに連れ広大な斜面が広がる。縦溝が少しきになるが歩きながら帰りの斜面を偵察した。そういえばビーコンを忘れていた。遭難要因です。忘れ物2つ目。

 剣ヶ峰と御前峰の鞍部を目指して高度を上げる。御前峰の最期の急登はシール歩行危険と判断しシートラーゲンとする。アイゼン忘れたのでキックステップ作ってもらって後ろから付いて行く。忘れ物3つ目。気が緩みすぎてもう失格です。反省。

面白サングラスをしているみさごさんが先頭で引っ張ってくれた。全身筋肉ムキムキで、脳みそも筋肉でシックスパックくらいに割れているかもしれない。

 そして今日もやりました!!山頂到着、やったー!パーティで登るとこの瞬間が嬉しい。

 まず奥社にお参りして、山頂で記念撮影。砂防新道方面も続々と。

 滑降は山頂からGo!メンバーよし、天気もよし、ザラメ雪質でよし、風が少しあるが、急斜面も危なげなく滑れてよかった。なんと言ってもこの絶景の中広大な斜面を滑っている瞬間は最高!!

 一気に降りてしまうのも勿体ない気がするので途中で休憩して談笑。それでもあっという間に自転車デポまで。ダウンヒルで道の駅まで。いや~楽しかった~。


 ガンガン進む山行も好きだけれど、仲間と登るのはもっと楽しくて好きだ。

 これにて今シーズンの山スキーは無事シーズンオフ。今季山スキーはフェードアウトするかもしれなかっただけに、最後に白山で締めることが出来て本当によかったです。

 みなさん、ありがとうございました。


 帰ってブーツの殺菌&洗濯した。スキー板の表側の痛みが目立って来たのでササクレを丁寧にとって軽くヤスリをかけてアクリルスプレーで仕上げたら新品の輝きを取り戻した。滑走面はチューンナップかな。

尾根の取付き そんなに急登ではない場所から

雪が切れているところがあった

熊の木登り 新芽でも食べているのだろうか

広大な斜面が待っている(縦溝の幾何学模様が美しい)

ここを過ぎれば

ラッセルがないシール歩行も楽しい

コブラツリー(Nakanoさん撮影)

Nakanoさん直登

乗鞍とマッサン

北アルプスを背に 絶景を楽しむ

御前峰と剣ヶ峰の鞍部から伸びる谷をダイレクトに登る

ミサゴさんと三方崩山

奥社

室堂

別山

御前峰の頂上!

大汝峰

仲良く記念写真

山頂からNakanoさんGO!!(ショートスキーでもベテランの滑り)

Nozaも頑張る(マッサン撮影) 

オレンジのウェアはマッハさんからいただいたORのソフトシェル ありがとうございました!

広大な斜面を滑るミサゴさん

左の御前峰のピークから降りてきました

笑顔で滑っている 楽しいです

道の駅ゴール ありがとうございました!

尾根取り付きの参考GPS軌跡