白山 湯ノ谷・丸岡谷
白山 湯ノ谷・丸岡谷
0:30スタート〜1:00シール歩行〜3:20別当出合〜5:00甚之助〜6:00弥陀ヶ原〜7:00御前峰
7:15御前峰〜湯ノ谷〜7:43湯ノ谷登り返し地点(1890)〜8:20釈迦岳(2020)
8:40釈迦岳〜丸岡谷〜8:50尾根へ(1590)〜9:10林道〜登り返し〜9:30スキー〜10:40ゴール
2017年4月2日日曜日
今日は白山奥社に参拝に行く。
先日からニュースで話題になっている雪崩。自分も改めて警戒しないといけない。白山で雪崩は聞いたことないけれど、自然相手に絶対はない。安全を考慮すれば夜間スタートになった。
満天の星空はこれまでの中で一番綺麗だった。空気の澄み具合、月の光が無いこと、さらに流れ星や天の川も見られたからだ。最高。これを写真で表現する腕が無いのが悔しい限りです。残念。
甚之助は小屋の屋根がちょこんと出ている程度。すごい雪だ。
エコーラインの稜線を見上げると、先行パーティが動いていた。YSHR先生、大魔人さん、イワさんだ。たぶん追いつける!と根拠のない自信があって追いかけていたが全く追いつけない。むしろ差が開いている。こちらを意識して飛ばしているか単純にペースが違うか。標高差200mはあろう。時間にして30分以上あろう。この時点で追いつけないと分かった。少し頭を冷やさないといけない。
エコーラインへトラバース。いつもの谷状地形を登ろうとするが、急こう配で雪面も良くないのでここは諦めて、稜線を目指してトラバースぎみに高度を上げた。日の出5分前でドンピシャで稜線に出た。スンバラシイ景色でした。そう言えばここで初めて休憩。今日は熱いコーヒーを水筒に入れてきたのだ。心も身体も暖かく癒されます。最高。
室堂はパスして山頂を目指す。氷化斜面を避けて東の尾根から詰める。先生たちが滑ってくるとしたらせめて写真だけでも撮りたい。このコースどりなら会えるはずと考えた。
山頂目前でYSHR先生たちが滑ってきた。3人ともすごいパワーを感じる。ご無沙汰しています。
「この時期このまま帰ったら面白くないから湯ノ谷、丸岡谷行って見たら?絶対そっちの方が楽しいよ」とアドバイスを貰った。頭に全く無かった選択肢だった。楽なルートで帰ろうという頭だった。湯ノ谷・丸岡谷は2回の登り返しがある。迷ったら辛い方!素直にやって見たいと思った。
あぁ、室堂の写真を撮ってくればよかった…また今度行きたいと思います。
3人は加賀禅定道へ進んで行った。どんなドラマがあるのか。
奥社に参拝し祈願しました。山頂に来てこそ意味があります。
そして大汝直下から湯ノ谷へエントリー。上部は雪が硬くスピードは出せない。慎重な滑りを余儀なくされた。高度を落とせば快適クルージングとなった。前回(登りで)来たときより雪が詰まっていて景色が違って見えた。
釈迦岳に登り返して頂上で手作りサンドイッチで朝食だ。ある意味贅沢な朝食だった。これがマンダムってやつなのか。
丸岡谷も、エントリーこそ急勾配で硬い雪面だったが、下はスベスベのザラメ。ここ正解でした。先生ありがとうございました。追いつこうなんて考えは100年早かったです。途中から釈迦道へ針路をとりツリーランを経て林道へ合流。雪が多くデブリも凄まじい。ここが核心部だった。気温が上がっているから迅速に慎重にトラバース。ことなきを得た。
※このルートを行かれる方は谷は大丈夫ですが林道は十分気をつけた方がいいです。
完璧な星空でした(写真はうまく撮れません)
夜明け前の北アルプス
夜明け前の御嶽
おはよう
超足が長い
御前峰までもう少し
弥陀ヶ原と別山
御宝庫と御前峰の鞍部を目指す
なんとか3人に出会うことができた
Yasuhiro先生
大魔人さん
イワさん後ろ姿しか撮れず(すみませんでした)
室堂の積雪量は近年では最高らしいです
ゲンさんの記録を参考にすると2008年4月にも同等の積雪量だったらしいです
大汝峰のまき道を進む3人(左下)
湯ノ谷へGo(もう少し日が昇ってからの方がいいかも)
源頭は急勾配ですが谷底は緩勾配です
湯ノ谷と大汝峰
釈迦岳の頂きへ
絶景を堪能しながら朝食サンドイッチ(特製!?切り干し大根サンド)
釈迦岳からの絶景
左は大汝峰、右は御前峰
丸岡谷の上部に落差(夏は滝)があります
1900あたりから左岸へ入りやすそうなところを狙って夏道へ合流
快適ザラメのツリーラン
酷い林道 トンネルは埋まっていました ご注意ください
丸岡谷の下部