白山 初滑り

 

 山スキーシーズンの初滑りはやはり白山です。

 Yasuhiro先生、大魔人さん、自分の3名で白山を目指します。


12月の根雪になった頃には滑った事はあったけれど11月の新雪の白山は初めてでした。

天気予報はGood 集合時間はAM3:30市ノ瀬 皆気合いは十分過ぎるほどでAM3:00発となったのは想定内でした。


 市ノ瀬のゲートから自転車で林道を進みますが、積雪により自転車は途中で使用不能となりここでデポし、シール歩行に切り替え別当出合。積雪はライブカメラで見る以上にありました。

 誰が言った訳でも無く各々がビーコンのスイッチを入れ各自動作確認しました。

 ビーコン、ゾンデ、シャベル、GPSは必須アイテムとなっています。

 吊り橋からいきなりラッセルスタート。こんなの初めて。しかし恐怖は一切感じなかったのは、頭のネジがおかしくなって来ている証拠かもしれません。しかし慎重に行きます。

 気温は氷点下。ですがラッセル中は暑いくらいです。先頭を代わりながらグングン進んで行きます。薮がうるさくてスピードはあがりません。これがシーズン始めの洗礼であり、ここで心が折れていては先には進めません。

 甚ノ助避難小屋はスルーして南竜分岐で完全防備にしました。エコーラインへのトラバースの 嫌らしい場面は大魔人さんがルートを切り開いてくれて感謝。 谷筋を詰めればモンスター達がお出迎え。さらにはガスも抜け、ため息がでるほどの美しい白山が待っていました。素敵です。最高です。



 男なら山頂から滑り降るんです。本当の山頂からの滑降です。どこ滑るんですか?ここだ!と言わんばかりに二人は岩の隙間を上手く進んでいき、なんとか着いて行き来ます。これは執念だと思いました。

 広くなったところで改めて滑降体勢に入ります。

まずはYasuhiro先生がヤッホーーっと叫びながら華麗に滑って行きました。

続いて大魔人さんがウォーー!っと雄叫びを上げて滑って行きました。気合い入りまくりです。

自分は半分バランスを崩しながら滑って行きました。スベスベ斜面ではないので難しくて、なかなか感覚が戻らないのが悔しいです。


 弥陀ヶ原で後続の姿が見えました。カラフルなウェアの方が、ラッセルありがとうと叫んでくれました。エコーラインの稜線の滑りが自分にとっては最高に気持ちのいい斜面でした。

 しかし、ここから先の滑りについては散々でした。


雪に板が刺さって転び

止まろうとして足が雪に埋まって転び

木にスキーが引っかかり転び

スキーがクロスして転び

ザックが木に引っかかり転び

ストックが抜けなくなり転び

ジャンプ台でバランスを崩して転び


サングラスに雪が付き前が見えない。ベンチレーションから雪が入り、雪まみれ。


「お前は雪だるまか?」

「スミマセン、先に行って下さい。」

「そう言わんと着いて来んと上手くなれないよ。」


狭い、急、薮 この三要素が揃ったら滑れないということが判明。

七転び八起き 負けてなるものですか。練習あるのみ!!


・木は避けて滑る

・板は後傾

と大魔人さんから教えてもらうがそれが出来ないのが悔しい。


甚ノ助、中飯場、別当出合、沢山お待たせし迷惑かけました。その優しさに感謝です。

それにしても登山道をスキーでスイスイ滑る、、、Yasuhiro先生のあのスピードはすごい。。。

ラッセルや薮はキツく、滑りは散々だったけれど、素敵な景色に出会え、山を思い切り楽しめたで、やっぱり最高。課題は山積です。初滑りに相応しい内容でした。


Yasuhiro先生、大魔人さん、ありがとうございました。

2014年11月16日日曜日 [with Yasuhiro先生、大魔人さん]

 
 
Made on a Mac

次へ >

< 前へ