車で野地温泉まで。途中、東北道から安達太良山が綺麗に見えて、少々興奮気味。野地温泉の 駐車場からの眺望もよく紅葉が綺麗でした。これは期待できると思いました。

 稜線を歩き鬼面山へ。この頃にはガスに巻かれて眺望は無くなりました。箕輪山への緩やかな稜線の登山道は踏圧により水の通り道になってぬかるみ、厄介でした。笹に捕まって水に落ちないように四苦八苦。帰りはこの道は歩きたくない。当初は、チョロい稜線だろう速攻だ、と思っていたのでここに落とし穴がありました。

 箕輪山からはガスに加えさらに風も出てくる。避難小屋まで行くと山頂から降りてきた男性から「この先の風は凄いですよ気をつけて」と忠告を頂いた。鉄山まで行くと真っ直ぐ歩けないレベルの強風になりました。流石にカッパ着用。鉄山の周辺はガスでコースが分かりにくく、何度かコースを間違えてしまう。安達太良山の山頂直下では、3歳くらいの女の子をキャリアで背負った母親が「う〜寒いよ~」と言って泣いていました。悲惨な光景でした。

 山頂はガスで視界は皆無。それでも日本百名山を一座ゲットできてよかったです。ふと岩手山に登ったときのことが思い出しました。あの時も山頂からの景色を楽しみにしていたのに、ガスで何も見えなかったっけ。それにしても東北の山の景色が中々見られない。下界から見た安達太良山の活火山のような様相が忘れられない・・・

 帰路は箕輪山からスキー場へ降りました。元々は可能な限り人工物の少ないルートを選びたかったので野地温泉をスタートに決めたのですが、車で移動中に見たスキー場の紅葉が素晴らしかったのでここをスタートにしてもいいかな〜とも思っていました。それと車で標高を上げることに若干の抵抗というか劣等感のようなモヤモヤ感があって、心のどこかにそれが引っかかっていました。丁度そのモヤを晴らすのにこの周回ルートはマル。林道からは紅葉のロードラン、乙です。

 周回して野地温泉に戻りました。しかし!野地温泉は「日帰り入浴は終了した」とのこと。えー!!!温泉入りたいっす〜。

 走っているときに見つけた、紅葉の森の中にポツンと立っていた「好山荘」が気になっていたので、行ってみると即答でオーケーでした。温泉は「赤湯」と言われる鉄分豊富な温泉。紅葉を眺めながら一人で贅沢気分で最高でした。清潔感重視の人には向かないと思いますが、野湯を含む温泉好きにはたまらんタイプのやつです。ありがとうございました。明日は晴れてほしい。

野地温泉からの登山口

秋だね〜

鬼面山から箕輪山を望む 箕輪山は安達太良山の稜線の最高峰

東側の斜面 ガスってるけど素晴らしく綺麗なはず

踏圧と水食が激しい

結構ゴミが落ちているのが残念(かなり拾った)

避難小屋

鉄山 この時から温泉は鉄分豊富なのかなと想像

矢筈の森付近 弓矢も木もないけど森とな

この後ろがピーク

山頂にて記念写真(風が強いのを顔で表現)

箕輪山から西面の箕輪スキー場へ降りる 静かな森でした

いいじゃん ふかふかトレイル

赤とオレンジの傘

オラオラオラ〜って言いながら駆け下りたら膝がガクガクになりました

箕輪山スキー場からの登山口

素敵な紅葉を眺めながら走る

こんな発想昔はなかった

う〜ん ガスが抜ければ箕輪山が見えるはず ガスの中は秘密なの?

紅葉の森の中にポツンと好山荘が見えた

小さい内湯(赤湯)は鉄分豊富 窓からは絵のような紅葉 露天風呂もよかった。

独り占めでした。ありがとうございました。