毎年恒例のY先輩との山歩き企画。今年は生憎の天気で比較的簡単な山になった。


 白樺高原国際スキー場から歩き出す。ゲレンデの草が雨で塗れて早くもシューズの中が塗れた。ゲレンデトップまで来たときガスの切れ目から女神湖の景色が。

 学生時代にこの周辺で合宿を行ったのを思い出した。当時を懐古すると、「蓼科」の読み方がわからず、何て読むのだろう?と考えていたことを記憶している。“蓼(たで)食う虫も好き好き”という諺があるので、最近までは「たでしな」であろうと思い込んでいたが、正解は「たてしな」だった。

 ゲレンデトップから7合目までは、シラビソの樹林帯のハイキングルート進む。気持ちよい。7合目、ここまで舗装道路が整備されていて駐車場もある。ここから登山を開始すれば最短距離で蓼科山に登れる。なんでわざわざゲレンデから登ったの?と聞かれそうだが、それはまさに「蓼食う虫も好き好き」ということで。

 苔むした樹林帯の鬱蒼とした雰囲気。雨がこの雰囲気を強調しているみたいで、ちょっと雨にも癒される。キノコが沢山生えていて歩いていて飽きない。話し相手のY先輩がいるとあっという間に小屋まで着いた。

 小屋につくと雨が強くなってきたので合羽を着た。ここからは急登になり岩も大きくなってきて植生も灌木帯に変わった。火山という感じ。頂上に到達。やった~360度の真っ白な世界だ~。火山岩とガスだけの殺風景だった。南アルプスとか八ヶ岳の景色は一切見えず。景色はなかったけれど100名山を1座ゲットできたのでよしとしよう。

 先輩と記念写真を撮ったら、雨なので長居は無用、下山開始。小屋から先は北の尾根で下山してみようと思った。が、登山道が消えかかっていた。オオシラビソの藪に囲まれ苦戦し、その先も微かに踏み跡が見える程度だったので、諦めて引き返した。

 結果的に往復になってしまい味気ないルートとなった。スキー場トップに戻るとゴンドラが営業していた。ゴンドラと走りとどっちが早いかやってみる?と先輩が言うので、一緒にやってみた。ゲレンデを一気に下ると足がガクガクになった。結果的に余裕でゴンドラより早かった(下りは勝てたけど、登りは絶対に勝てない)。

 下山後は温泉に入って疲れを癒した。下山後の温泉は格別です。

 往復3時間半くらいでしたが、楽しい登山でした。ありがとうございました★

i phone のGPS使用 精度は△

スキー場スタート

ゲレンデの右端が登山道

ゲレンデトップの幸せの鐘

思わず走りたくなるような森

7合目登山口

森のミストが気持ちいい

ぷくぷく

急勾配になって

蓼科小屋

灌木帯になって

ピーク!

蓼科山 P2530.7m

仲良く記念写真

ヒュッテ この日は無人だった

キラキラは一瞬

Y先輩提供 北に伸びる登山道は、消えかかっていて撤退

道端のハクサンフウロ

ソバナ?

ゲレンデをダッシュでゴンドラに勝つ

女神湖 懐かしい景色