男体山の地図を最初に見たとき、裏から登ったほうが楽しそうだな、と思った。しかし自転車で二荒神社の前を通ったとき、これは表から登るべきだと思った。(表登山道は勝道場人がとったルートに最も近いと言われている)

 二荒山神社にお参りして奥の登山道へ進む。ここも踏み跡が濃く整備されており観光地となっているようだ。聞いたことのない蝉の鳴き声が森中に響き渡っており、すれ違う人にこれはなんという蝉かと聞いたが、誰も知らないという答えであった。アブラセミやミンミンゼミ、ツクツクボウシのような鳴き方ではなく、どちらかというとヒグラシに似ているが、ヒグラシとは違う。よく聞いているとカエルのような鳴き声も混じっているような気もした。まっすぐひたすら登る登山道だが、なぜか舗装道路が登山道の一部となっている箇所があった。樹林から抜けて4合目あたりで謎の鳴き声は聞こえなくなった。ここから岩の道となる。かなりペースをあげて登っていたので、流石に足が止まった。老若男女みんなで修行しているように山に登っている。今回はおにぎり2個と羊羹2個で行けるかと考えていた。しかしあまりにも辛いので何か補給しないと動かない。かといって山頂でおにぎりを食べたいので、バテたとき用にと隠し持っていたアミノ酸ゼリーを飲んでしまった。これで元気を取り戻した。

 山頂は奥白根よりも火山色が顕著で、マグマが冷え固まったような岩がゴロゴロ落ちていた。写真スポットで記念写真を取り、中禅寺湖を眺めながらおにぎりを食べて大休止。妻に電話して息子の成長ぶりを聞いた。つかまり立ちしているらしく、もう歩き出すのも時間の問題か。早く一緒に山に登りたい。

 帰りは早かった。特にスピードを意識した訳ではないが1時間で標高差1200m降りた。白山の山頂から別当出合まで標高差約1400mあるが、頑張って1時間くらいだから、足はいい感じに戻って来ていると言える。

牛石

二荒山神社(ふたらやま)

登山口

この階段を登りきると

ここから登山道が始まる

1合目

2合目

3合目

4合目

5合目

6合目

7合目

避難小屋

8合目

避難小屋

岩場が続く

9合目

ここを登りきると

山頂が見えて来た

山頂2486m

大剣

記念写真 (太陽の当たり具合で剣が輝くというがタイミングが合わず)

二荒山大神

登った日光白根山

中禅寺湖が一望できる

太郎山神社