そして、

漆に被れ、ブツブツになっています。このブツブツは男の勲章、、、、泣

金沢市内からの高三郎山

金沢市内からよく見える高三郎山。いつか必ずあの頂に立つと決めていました。

5月下旬、雪解けも急速に進み、草木が一斉に伸びだしている。

シャクナゲ尾根というルートがあるらしいが、今回はナガオ尾根へルートをとりました。


ここから試練の始まりでした。ルートは不明瞭、濃い藪、倒木、、、全然前に進みません。

あそこまでいけば幾分か登りやすくなるだろうという期待はすべて裏切られる。


計画より大幅に時間を使っている。焦っても仕方がないが、激しい藪漕ぎにイライラしてくる。藪!藪!藪!!!

登山道を歩いているのではない。私は高三郎山に登っているのだ。そう言い聞かせる。

計画調和をしようとすると焦ってイライラにつながるのである。時間は十分余裕がある。


最大の難所は細尾根でした。3mはあるだろう笹ジャングルは、身を低くしてかき分けながら、時には四つん這いになりながらも進むしかない。

疲れて立ち止まるとハエが何十匹もたかってくる。歩くしかない。勘弁してほしい。

バカバカしくなってくると、なぜ登るのか疑問にさえ思えてくる。もううんざり。だいぶきてるらしい。諦めてなるか。

カッコウや山鳩が励ましてくれる。カラスじゃなくてよかった。アホーと言われても仕方ない。


高三郎の頂上付近は雪渓が残っていて綺麗。ようやくたどり着いた頂きに安堵のため息。

視界がクリアじゃなく金沢市の街は薄くしか見えない。

両白山地に位置するだけに、周りの山々は迫力がある。地図を出して山座同定しようものならハエの餌食になる。とりあえず、山最高!!

(苦労の割には感動は薄かった。。。)


結局のところ登山道らしい道は9割は藪でした。5月上旬が賞味期限だったかな。

下りも大変でした。何度も道を見失っては登り返す。油断すると尾根から外れてしまう。

出合に戻ると、犀川の水で頭を冷やす。爽快。救われました。

ダッシュでダムまで戻ると、もうヘロヘロ。久しぶりに味わう完全燃焼でした。

犀川ダム上流部

犀川ダム上流部の吊り橋

川に落ちたくないので岩にしがみ付いて悪戦苦闘 心配しなくても巻道が用意されていました。

この橋?しなります

ぎぶし 煮て食べると美味しい

ナガオ尾根 登山道スタート ここから試練の始まり

ギリギリ登山道

歩きやすいのは1割

9割は藪の中 この先へ進む勇気がある者のみが知る世界 道は間違ってませんから

白山が見えました

ピークは積雪あり

まんじゅう最高!

ナガオ尾根

ビール飲んでけ!泊まってけ!

山菜採りの達人おじさん。