ショウガ山は、その名の通り、甘くないです。修行の様な山行でした。過去にも似たような厳しい山行(大明神)で全く着いて行けずに悔しい思いをした経験から、今回は体力・根気とも少し成長したカナ?頑張れました。

 今日も沢山学ぶことができ、また自分だけでは行けないルートに誘って頂いて感謝感謝でした。

 素晴らしい景色にも出会え楽しめました。完全燃焼でした!ありがとうございました。

 この数日の天気は寒気が強まったり緩んだりを繰り返したせいで、山は危険な状況でした。今回は、尾根歩きがメインであるショウガ山に挑戦しました。

 深瀬大橋のふもとに駐車しスタートしました。尾根の取り付きは雪崩の注意が必要で、尾根に出ると細尾根と薮の組み合わせで大変でした。少し斜度が緩んだところから自分が前に出てルートをとりますが、まだまだ地形の読みが甘く、特訓が必要です。

 1200m付近からは素敵なブナ林に出会えます。しかし、この辺りから氷化してきたので、クトーを装着する必要がありました。気温も下がり、防寒対策として今回自作してみたノースガードを使ってみることにしました。使い心地はまずまずでしたが、生地が薄く柔らかいので長持ちしない?かもしれません。

 1500m付近の平坦に見えるところは小ピークがあり巻く必要がありますが、氷化斜面なのでクトーとウィペットを駆使して進む必要がありました。厳戒態勢、一人ずつ順番に進みました。

 尾根の取り付きから5時間30分でショウガ山のピークに立てました。達成感がありました。

 晴れていれば、加賀禅定道が見えるらしいですが、本日は視界不良で見えず残念でした。

 気を取り直して滑降開始です。ガリガリな雪や、固く締まった雪、パウダーと変化に富んだ雪質に対応しながら滑るのは結構難しいです。自分は体力を消耗し息が上がってしまいましたが、先生と大魔人さんは平然としていました。スゴいです。

 登りで難儀した細尾根は下りでも難儀しました。林道上部で谷状地形にドロップしましたが、これまた大変なことになりました。林道の直情部が崖になっていました。果たしてどうやって降りるのか観察していましたが、大魔人さんの降下方法はスキーで出来る技を超えており、自分は無理と判断しスキーを担いで四苦八苦しながらなんとか降りました。

Yasuhiro先生:Pon2oon/TLT/Dynafit

大魔人さん: Pon2oon/TLT/Scarpa

Noza:Hellbent/TLT/Scarpa

深瀬大橋からスタートし、2本のトンネルを抜け、尾根に取り付きました。小嵐山を経由し、アップダウンにつかまらない様に注意しました。1500m付近のの小ピークを巻くには、氷化斜面のトラバースが必要で、注意が必要でした。

ショウガ山ピークにて Yasuhiro先生と、大魔人さん

ショウガ山ピークへの最後の稜線歩き

この先、緊張のトラバースでした。

大魔人さん

Yasuhiro先生

Noza

手取湖

崖っぷちのNoza

奇麗な樹氷