白峰で待ち合わせ、時間には皆集合し打合せを行いスタートしました。皆、スーパーファットで行くと気合い十分、自分もスーパーで行くことにしました。林道はほとんどチビラッセルかそれ以下でした。心配していた雪崩ポイントは、既にデブリが出来ていました。別当出合までの林道はカットできる箇所は、うまくカットできました。別当出合までちょうど5時間、標準タイムでしょうか。ここで小休止し、防寒対策を整えました。吊り橋も難なく渡り、あとは自在に高度を上げて行くのみです。

 甚ノ助手前で日が昇り、見たことの無い厳冬の景色に感動しました。

 南竜分岐では、トラバースが危険ならアイゼンで直登と決めていましたが、シュカブラができていてトラバースできると判断、慎重にトラバースしました。稜線までシールで登り上げることができました。

 稜線に出ると白山の姿が見えました。第一印象は、雪が少ないのではと思いました。弥陀が原では風が強くて、耐寒気温は相当低く感じました。それでも真っ白のこの景色、感動でしょう。

 室堂では風を避けられる場所で打合せをしました。雪質としてはシール歩行で登れそう、しかし滑りに自信無いメンバーなので、危険なことは絶対ダメ、ならば滑れる場所まで歩いて降りようと決めました。

 山頂では強風で冷静な判断が出来ないかもしれないので、こういう打合せは重要でしょう。

 気合いを入れて室堂出発、いざピークへ。足がツリそうだというメンバーもいて、ゆっくりいきました。山頂ではやはり強風で、まっすぐ立っていられなかったのでスキーを岩陰にデポして、ピークを踏みました。やりました!3人で無事来れたことに感謝でした。

 滑降ポイントは御宝庫の下から稜線を滑ることにしました。白山を滑れる何て最高です、弥陀が原まであっという間でした。ここからは観光新道を滑ります。斜度も強いところもあり、パウダーも味わいながら楽しめました。大崩れが近づいてくるとGPSや地形を読みながら、予定しているトラバースポイントへ。雪質OK、ラインも明瞭OK!行くしかありません。メンバーは、マジか無理だろう、というメンバーもいましたが、自分は普通にいけると思いました。自分が行くので待っていてください、万が一の時は助けて下さいと行ってトラバースしました。バッチリでした。むしろ拍子抜けでした。

 その後はパウダーラインが待っていました。重い雪ですが、浮き浮き☆で林道まで滑れました。

 林道からはひたすら体力と気力の闘いです。みさごさん、ゲンさんとも、弱音も履かず無事ゲートまでいきました。ゴール!!この二人やはりモチベーションは半端無いようです。


 もうクタクタです。完全燃焼!!最高の思い出になりました。 メンバーの二人は勿論、アドバイスをくれた皆さん、ありがとうございました。



みさごさんのブログ

ゲンさんのHP

全体図

拡大図(別当出合以北)

 今回は、今シーズン結成した3人パーティで、厳冬期白山に挑戦しました。まだまだ経験が浅い自分たちにとって厳冬期白山ワンデイというのは、ハードルは高く、決して甘い考えではできない山行であるということを十分承知の上、挑戦させてください。Yasuhiro先生や魔人さんたちに、十分注意する様に沢山のアドバイスを貰いました。舐めてかかってはいけない、安全第一で必ず帰還することを絶対条件に、入山しました。

林道をひたすら進みます。市ノ瀬からはショートカットできる箇所もあります。

別当出合、積雪深は2m以下でしょうか。

吊り橋は難なく渡れました。

中飯場、積雪新は2mくらいでしょうか。

この木にはいつも癒されます。癒しの木。

光と影のコントラスト。こんな景色見たこと無い。厳冬期に白山最高です。

サンライズ。今日も風が冷たい。

甚ノ助ヒュッテ。

別山を背景にシール歩行。

南竜分岐からトラバース。クトーで行けました。

稜線に登り上げれば、自然と笑顔に。幸せです。

グランドキャニオン風、シュカブラ。カッコいいです。

絶景です。 弥陀が原を行くみさごさん。

厳冬期の室堂センター。連日の好天で少し、厳冬期らしく無い印象も受けます。

御前峰と社務所。鳥居の雪は飛ばされ少し残念。白山山頂直下も雪が少なめでしょうか。

今シーズン、賞味期限は短いかもしれません。

いざ、山頂へ

風が厳しく、岩陰でシールを剥がし、スキーデポ。まっすぐ立っていられませんでした。

遂にやりました☆最高です!

白山の祠には初詣です。まずここまでの無事を感謝。それから昨シーズンの感謝と、これからの無事を祈願しました。

室堂と別山。以下、大パノラマでした。

山頂からの滑降は危険と判断し、御宝庫まで坪足で歩き、安全な尾根から身長に滑降開始

転んだらダメですと言い聞かせ、 御前峰を背景に、みさごさんが慎重な滑り。

別山に向って滑っていくみさごさん。

ゲンさんワンダフル☆

観光新道下の大斜面も最高でした。

大崩れはトラバース。危険でした。

当初から懸念していた箇所は、シール歩行時にチェックしトラバースラインを決めました(大斜面は滑れないのでトラバースと判断しました。)雪質が悪かったらNGでした。

ゲンさんジャンプターンにチャレンジ

下部は重い雪に。スーパーファットの浮力なら問題なく楽しめました〜。

あっという間の観光新道下の大斜面でした。春スキーでは滑ったことが無い斜面を滑れて大満足でした。

あとは、林道へ合流できる様にうまくルートを延ばして行きました。林道からはひたすら押してスケーティングあるのみ。

林道もガンガン行きました。

帰りの林道は2時間30分の忍耐勝負、頑張りました。