立山 弾丸トレイル
立山 弾丸トレイル
2013年9月14日[単独]
2:15 八郎坂登山口
3:00弘法(アルペンルート)
5:00立山室堂
5:30雄山
7:40剣御前
9:00立山室堂
10:40アルペンルート
11:25八郎坂登山口
移動距離38km
9時間10分(休憩含む)
今回はトレーニングと位置付けて立山を目指した。何の捻りも無く面白みは無いので、時間の制約を自らに課して登ることとした。天気は良く御来光が期待できそうなので、前回のタイム4時間30分(頻繁に歩いた)を90分短縮して大半を走らなければ御来光が見れないという時間を設定し、スタートした。
立山はもはや観光地で、GPSにルートを入れなくても迷わないが、今回は移動速度と到着時間を表示する為にトラックをわざわざ入れておいた。到着時間の計算の他に、日の出までの時間のカウントダウン機能もあるので便利である。
それと、今回は新しいカメラをどうしても使ってみたかったので、持っていくこととした。
AM1:30、立山駅に到着し、準備を進めていた。1台称名滝の方に車が進んだきり、帰ってこないので、もしやゲートが開いているのでは?と思い、行ってみるとゲートが開いていた。料金所分岐地点のゲートは流石に締まっていたが、車を止めるスペースがあり、他に停めている人もいるようなので、ここからMTBスタートとした。称名までのヒルクライムは激坂である。w-upにはちょうどいいくらいか。
設定した時間通り、八郎坂の登山口に到着、暗いので気をつけて登った。アルペンルートの合流点、弘法(こうぼう)に到着して、見上げた空は満点の星空だった。感動だった。しばらく見ていたい気持ちもあったが、足を進めた。走る足音と呼吸の音が響いていた。後は虫の鳴き声。静か過ぎて怖いくらいだった。料金所の光や、中腹のホテルの光が望みの光であった。とにかくアルペンルートを走る。
4時になると山の端がうっすら見え始め、立山の姿が遂に姿を現した。気合いも入り、ペースも上がった。GPSの予定時間は5:15、順調である。日の出は5:31だ。
室堂に着くと、5:00もう明るい。ヘッドライトは要らない。ここから登山になるが、一ノ越まではコンクリートで舗装されているので、走れる。 一ノ越5:15、時間が厳しくなってきた。ここで間に合わなければ水の泡、ここからは登山である。マジックアワーで辺りは幻想的な雰囲気であった。
雄山まで15分で登らなければならない。気合いで登るが、さすがに3000m級は酸素分圧が低く、乳酸がたまりエネルーにならない。キツイ、先週以上に足が上がらない。もう社務所は目の前なのにスピードがあらない。時計は5:31分を表示した。間に合わなかった。1分遅れて5:32分、社務所に到着した。
しかし、運良く下界のガスが日の出を遅らせてくれたようだ。ちょうどサンライズ開始であった。
いよいよ、太陽が顔を出した。日輪こそ見えないが、確かに御来光である。
感謝。山頂はかなり寒いが、心は暖かい気持ちなりました。よかった。暗闇のランニングが無駄ではなかった。山頂にはわずか5名(室堂宿泊者)、静かな御来光、最高でした。
折角なので、三山を散歩しよう。バスで室堂まで来て三山縦走はハイキングレベルだが、アルペンルートを自力であがってきて三山を行くとなると価値は少し違うはずだ。
やっぱり朝は素晴らしい景色を味わえた。
左上、雄山がカッコいい。
左下、後立は鹿島槍、五竜、白馬岳が見えた。あの稜線もトレイルしたいと思っている。
右、富士山、南アも遥か彼方に見えた。
別山からの剣岳は圧巻でした。そのまま剣まで行けないでもなさそうだが、さすがに止めておいた。
下は少し下った剣御前小屋から撮った写真です。素晴らしい。雪が着いた剣を見てみたい。
真砂岳のコルにて、ナナカマドがいい色してました。10月初旬ごろピーク?
そして自信初の立山別山に登頂した。
ハイキング最期のピークは剣御前岳、かと思ったらピークを勘違いして手前の2792でをそれと思い込んで、踵を返してしまった。というのは、立ち入り禁止Dead Endと書かれていたからだった。
危なそうには見えなかったけれど、今回はここまで。
7:00発のバスに乗って来たお客さんたちが、ぞくぞく雷鳥沢を登ってきているので、もうスピードはだせない。早足で室堂まで戻った。立山は今日も大盛況であった。朝の静けさが嘘のようだ。
室堂周辺はだんだん色づいてきています
室堂のバスターミナル横の水汲み場でハイドレーションに1.5リットル補給して、300mlその場でがぶ飲みした。冷たくて最高に美味しかった。
そして後は降りるだけ、その前にチングルマのフサフサを一枚。それでは立山さらば。
振り返れば剣岳上空に飛行雲が。まるで墜落したみたいだった。
あとはガンガンアルペンルートを駆け下りるだけ。セルフタイマーで撮りました。
下り続けるのは流石に足の負担が大きかった。負担を減らす為にコンプレッションのタイツを履いていたので、痛むことは無かったが、ダメージが確実に蓄積されているのが分かった。
約90分ほど下り続けた。最初は景色も最高だったので気持ちよかったが、後半はもう辛抱のランだった。なによりバスの排気ガスがストレスだった。
ようやく弘法に到着した。八郎坂は狭く急なので下りは注意が必要である。
中腹くらいで、称名滝の全貌が見える。日本最大落差を誇る滝はスゴイ。
無事、ゴール。楽しいトレイルでした。
カメラはと言えば、確かに性能は普通のデジカメより格段に上である。ただ、使いこなせていない。フォーカスがいまいち上手く行かないときがある。センター以外にもフォーカスのポイントがあり、そこでピントを合わせてしまうことがあった。
雄山で撮って頂いた写真は、自分がアウトフォーカスで、ピークにピントが合っている。
雷鳥を捕った写真では、雷鳥がセンターにも関わらず、手前のハイマツにフォーカスされて、雷鳥がどれかわからない。トリミングしてもぼやけてダメでした。
星空もISO感度を上げてシャッター速度を30”にしてMFで撮影しても1等星くらいしか写せない。レンズの問題もあるだろうが、まだまだカメラは腕が足りないようだ。少しずつ覚えていきたい。