槍ヶ岳ワンデイ
槍ヶ岳ワンデイ
2013年7月21日[登山:Y先輩、Noza]
帰りは、千丈乗り越しから飛騨沢へ降りた。 沢まで降りれば後は楽勝。沢沿いに行くだけだ。
あっというまに槍平避難小屋に着いた。また水分補給と顔を洗って最高にスッキリした。
そして白出沢に戻り、最期はかっとばして駐車場にもどった。下山は3時間半である。
すごい達成感である。移動距離は29kmだった。それにしても景色も最高で面白い山行だった。
先輩ありがとうございました!!
登山の経験値を上げるのを目的に、 槍ヶ岳ワンデイに挑戦した。今回は学生時代の先輩と以前から暖めていた計画で、ようやく実行できた。槍ヶ岳には自分はまだ登ったことが無かったので、今後の挑戦のためにも早いうちに登っておきたい山の一つだった。
単純に最短ルートでワンデイするだけでは面白くないので、今回は新穂からスタートし南岳新道にて南岳(3032)に登りそこから縦走して中岳(3084)、大喰岳(3101)を経て槍ヶ岳のピーク(3180)を踏むというルートだ。大したルートじゃないが、経験が浅い二人なので安全ルートを選んだ。
5:20 新穂高登山者駐車場
6:05 白出沢出合
7:20 槍平小屋
10:05 南岳
10:55 中岳
11:20 大喰岳
11:40 槍岳山荘
~12:05 ランチ
12:25 槍ヶ岳
13:30 千丈乗越
14:30 槍平避難小屋
15:35 白出沢出合
16:00 新穂高登山者駐車場
新穂高の登山者駐車場に車を停め、ゲート前をスタート地点とした。ハイドレーションのキャップを忘れてションボリ。先輩から500mlボトルを一本頂いた。
白出沢出合で道路はストップし、ここからは登山道の始まりだ。飛騨沢沿いに歩くので、勾配もなくスイスイすすんでいく。ちょっとスリルがある吊り橋もあって面白かった。
槍平避難小屋まではほとんどハイキングだ。この小屋のところで分岐点になっている。
この小屋には、ドリンク等も売っていた。しかもここで水が補給できる。もちろん無料である。
南岳新道には水場は無いからここで ボトルを満タンに補給して行く。
南岳新道は、避難小屋から南岳小屋まで約1000mの登りである。最初は沢を登って行くが、途中から西尾根に取りつく。ここから険しい登りがスタートする。ハシゴや鎖がときどきあった。ぐんぐん高度を上げて行くため、周りの植物が次第に低木になって行き、森林限界になり最後は高山植物の天国になる面白いコースだった。
地元の白山でもおなじみの植物がいっぱいあった。
植物はほどほどにして、なんといっても景色が最高だった。穂高連峰はすぐそこ、笠が岳は目の前、白山も見えた。ハイテンションになってしまう。写真は奥穂と白山だ。
先輩は、尾根歩きが面白いと言ってくれた。人気も少なく静かなコースで、自分たちだけの世界にいるかのようだった。
南岳小屋まで来ればもう大した登りはない。小屋からは一気に南岳のピーク登り上げた。とても風が気持ちいい。
ここからだんだんガスが掛かり始め、少し急ぎ足にする。中岳、大喰と縦走するにつれ、だんだん槍の姿が近づいてくる感じは素晴らしい。気持ちもだんだん上がって行く。そしてあんな尖ったところに登れるんか?という不安も大きくなって行く・・・
飛騨乗越に来た時点でとうとう雨が降ってきた。ガビーーン。そんなアホなことあるけ。とりあえずお腹もすいてきたので、槍ヶ岳山荘に逃げ込みランチとする。食べ終わった頃には晴れてくれるはずだ。思いは通じたのか、見事雨は止み、いざ核心部に挑戦である。
渋滞するのも嫌なので、さっさと登る。ガスがまた迫ってくる。オイオイ。勘弁してくれ。
ハシゴを3カ所くらい登っただろうか。垂直に近いハシゴが出てきた。これを登れば槍ヶ岳山頂だ。
山荘から頂上までは速攻である。
視界はいまいちだが、無事ピークだ!やりました。長いようで短いような道のりだった。
北鎌も目に焼き付けた。