加賀禅定道
加賀禅定道
2013年5月25日[単独:登山]
山スキーに行きたかったが、単独でルンゼに挑める技量はなく、仕方ないので山登りをして体力作りをしよう。白山はもう大賑わいだから、静かな加賀禅定道を歩きたいと思い、目的地は百四丈の滝が見えるP2138とした。
これまではハライ谷から登ったことは数回あったが、今回は一里野スキー場林道途中の登山口からスタート。新緑が眩しい。
1時間ほど登ると、雪が出てくる。先行者はおサルさんか?手と足の跡が人間そっくり。
先行者さん発見。リラックスムードのおサルさん。こんにちは。大笠、笈ヶ岳が見えた。今年は笈を狙っていたが、いけなかったので、来シーズンは是非挑戦したい。
クマよけのスズを鳴らし、ホイッスルで警戒しながら歩いていたのに、50m下にクマがいた。予想以上に近く、目が合ったためかなり焦った。驚きの余り混乱して、ホイッスルをならしながらダッシュで逃げた。写真を撮ってる暇などなかった。もしクマが追いかけてきたらヤバかった。
しかしこのコースはアップダウンが多い。稜線には雪庇もあり、注意して進む。
3時間で避難小屋まで進み、そこから1時間で目的地に到着した。幻の滝、百四丈の滝。数年前、テレビで放送されていたのを見て心奪われ、速攻で会いにいった。そのときはしんどい思いをしたが、今回は苦労は少なかった。少しは山登りも上達したかな?
それにしても暑いので、雪を掘って奇麗な氷を取り出して、団子に掛けて食べてみた。冷えていてうまい。あずきがなんとも。
七倉山に隠れて御前峰は見えないが、金沢近辺から見える白山はこの景色だ。清浄ヶ原も奇麗だな〜。滝壺まで降りたいと思って、アイゼン・ピッケルとヘルメットを持ってきたが、どうルートをとっても危険過ぎると判断して断念。今後のお楽しみになった。
下山も雪庇やクマには細心の注意を払って降りていき、無事帰還。 帰りは3時間30分、30分しか変わらなかった。いい景色に出会えたので、今日は良しとしよう。
このコースは距離こそ長いが、眺めもよく、秋の紅葉シーズンは驚くほど素晴らしい景色が見られる。室堂まで13kmあるが、体力次第で日帰りも出来ないことは無い。次は秋に登ろう。