100名山の妙高山からの滑降に挑戦です。ルートは燕温泉から前山を経由して妙高山を目指すというルートです。この日は春にも関わらず、雪が降っており季節外れの新雪を楽しむことができるだろうか。

 4:00燕温泉をスタートしました。いきなりラッセルでした。急斜面では表層雪崩も危惧されます。

 それでも春なので、薮も出てきました。前山では激しい薮漕ぎを強いられました。モンキーラッセルでも進めない箇所は坪足で薮漕ぎでした。やっとの思い出薮を超えたと思い、写真でも撮ろうかと思いウェストポーチを見ると、カメラが無くなっていました。何かの拍子に落ちてしまった様です。青ざめました。新雪と薮の中ではもう見つけれません。泣く泣く先に進むしかありません。

 天気予報は雪でしたが、大魔人さんの読み通り、山頂付近は風もなく静穏としています。2000以降は雪が氷化してきました。シールが凍ってしまい苦戦してしまいました。嫌らしいトラバースラインもあり、アイゼン歩行に切り替えました。大魔人さんの背中がどんどん遠くなって行きます。大魔人さんを追うため息が上がってしまいました。急いでピークを目指します。

 9:00ようやくピークです。岩の上には大魔人さん。ドーーン。スマホで撮影。

 山頂はとても静かです。

 妙高山初登頂、嬉しいです。

 カメラを失ったショックは隠せません。悲しいです。視界はあまりよくありませんが、素晴らしい景色です。

 さて、岩場はスキーでは滑れないので、滑れるところまで移動し、ここから滑降となります。

 クラスト斜面は、慎重に滑ります。ピックストックは必需品です。滑りはまだまだでしょうか、ヘッピリ腰です。

 前山までは快適な斜面を滑りますが、前山は坪足で登り返します。稜線を歩き、激薮は上手くかわせました。