アルペンルート ラッセルトレーニング
アルペンルート ラッセルトレーニング
2013年12月28日[みさごさん、サブスリーさん、Noza]
みさごさん、サブスリーさんとの初コラボが実現した日でした。仕事の関係上、3人の日程が合う日が今日しかありませんでした。
天気は?最悪です。
こんな天気図を見て山に入る人間は、馬鹿者意外以外でしょう。危険過ぎます。
さぁどおする?安全第一、まだまだ経験が浅いパーティ、林道ラッセルトレーニングでもしましょうか。最悪の気象条件下で、自分たちはどこまで太刀打ちできるか、いろいろな意味で、挑戦するしかないという話にまとまりました。もちろん、無理せず、謙虚に過信せずに入山させて下さい。
今日のような天気の日に山に入るのは間違っていると思います。北アはいつも荒れるもの・・・だとしても今回の雪は流石に無理でした。初めて経験する激ラッセル中の激ラッセルでした。名付けるならメガラッセル(ブーツ)→ギガラッセル(膝)→テララッセル(もも)とでもいいましょうか。
改めて、Y先生パーティのレベルの高さがよくわかりました。雄山までのルートの1/3くらいでしょうか。相当な体力と技術および経験値がないと立山は無理です。
今回は、経験値を一つ上げられたと思って、反省を生かしていきたいと思います。
みさごさん、サブスリーさん、おつかれさまでした。ありがとうございました。またお願いします。
強い冬型、南北に入り組んだ等高線で、上空には−36℃の寒気が迫っている。
0:00スタート。
坪足では全く歯が立たない積雪でも、スーパーファットなら楽勝です。
それにしても、静かな夜でした。 雪は深々と降っており、高度を上げたらどうなるのか、不安しかありませんでした。さぁまずは美女平を目指します。
安全を考慮して、全員ヘルメット着用です。
暗闇と、降りしきる雪、視界不良が伴って、思った以上にスピードが上がらず、いきなり悪戦苦闘でした。
予定時刻より30分遅れて、美女平駅に到着しました。先が思いやられます。気温は-5℃。
作戦会議の結果、まだ進めると判断、次は「弘法」を目指します。
風は予想したより強くありませんが、降る雪の強度が強いです。ガスっていてルート不明瞭です。GPSを見ながらラッセルが続きます。
この時点でブーツラッセルです。3人でラッセルを分担します。体力の消耗と気温を考慮して20分ローテーションにして進みました。
ブーツくらいのラッセルなら、バカ話をしながら余裕を持って進めましたが、次第にブーツでは済まなくなってきました。
こうなると先頭はかなりキツイです。会話も途切れます。それでもサブスリーさんのラッセルスピードは早く、流石と感じました。板はK2ダークサイド、勿論スーパーファット、デザインがカッコイイです。
夜が明けると、やはり視界不良であることや、降雪の強度が半端じゃないことが改めて分かります。
ここで「モモラッセル」になりました。サブスリーさん、みさごさん、足があがらない、トップが出ないと泣きが入ります。スーパーファットでも?
いやいや、そんなことはない。僕が行きますよ。
ラッセルマシンNoza始動。
ハァハァ・・・私も泣きが入りました。
アカン!10分と持ちません。全員戦力外通告。気象条件最悪、行動開始から7時間、完全に時間切れ。帰りのトレースも埋まっているでしょう。気温−9℃
ここまでです。これ以上は無理だと判断しました。
大観台P1466で撤退としました。シールを剥がして、ウォークモードでクロスカントリースタイルでトレースを戻ります。もちろん、先頭はラッセルです。
アルペンルート雪で覆われ、僕たちのトレースが一筋あるのみ。
それでは、立山杉の巨木と林道ラッセルの一部始終をとうぞ〜。
みさごさん
サブスリーさん
美女平まではスケーティングで頑張りました。お二人、スケーティングは初めて?林道はゲレンデの様には滑れないので、そう楽には行きません。行きも帰りもラッセルなのです。
しかし、林道ラッセルだけでは終わらせません。激パウを楽しむしかないでしょう。さぁ行きます!
厳しいラッセルの分、滑りは快適です。サブスリーさん、楽しんでおります。ナイススマイル☆
サブスリーさん、テール滑りも魅せてくれました。ショートターンからテール滑りまで果敢に攻める姿勢、やりますね〜。
激パウ最高です。スーパーファット様々、ウキウキです。ファイントラックの赤いウェアが映えてカッコいいと思います。
続いてみさごさん。滑りは発展途上、慎重に滑ってきました。「かならず上手くなってみせる」と宣言してくれました。期待しております☆
あれ?後ろでひっくり返っているのは誰だ??
果敢に攻めて、転んでナンボです。転んでもパウダーだから痛くない!!厳冬期限定です。
サブスリーさんに撮ってもらいました。私もテンション上がって激パウ満喫しております。
最期の滑りは最高に楽しめました。下界に近づくにつれ、天気は好転、さっきまでの天気は何処へ。
今回は雪崩の恐れも無く滑れましたが、あの積雪で急斜面をトラバースしたり、滑ったたりしらアウトでした。