2年間の単身赴任で妻と両親には色々と迷惑をかけっぱなしでした。本当に感謝です。これからは家事育児もやります。仕事においても東京で学んだこと・得たことを生かしてまた気持ち新たに頑張ります。

 「白山の神様にお参りに行くわ!!」と言ったら、「まぁ行ってきたら」と呆れ半分(?)でOK。

 山に行くとき、正直、家を出るまでに何度か葛藤があります。育児をしていると山から遠くなります。

 今日は行くしかないということで、早起きして出発。

 白山公園線を自転車で行きますが、久しぶりの重荷と自転車で尻と腰が痛くて市ノ瀬で小休止。さぁどこまで自転車で行けるかな?ギアを一番軽くしてクルクルとペダルを回しますが、キツくてギブアップ。体力不足。何度も押し歩きしなければならず不甲斐ない。昔の自分から「早くして」と突っ込まれそう。感覚と身体が一致せず身体能力の低下を痛感。それが分かっただけでも成果ありです。前向きに行こう。


 除雪は別当出合まで完了していました。積雪は石畳の上からはどこでも歩ける感じでした。久しぶりの景色を楽しみながら歩きました。甚之助から少し登ってエコーラインへトラバース気味に入ります。お守りにクトーを装着しますが、特に氷化している訳でもなく杞憂でした。ガシガシ尾根に登り上げました。いつもなら白山が見えるポイントも濃霧で何も見えません。鳥の足跡がずっと続いていて、こんなに歩き回る鳥ってなんだ?雷鳥はまだいるの?とか想像して楽しみました。足跡は万才谷の方に・・・

 弥陀ヶ原は気温高めで無風でホワイトアウト。GPS頼みで進みました。室堂の積雪状況は例年並みでしょうか。

御前峰は最後まで見えず、足取りも重い。それでも氷化もなく難なく御前峰まで登れたのはラッキーでした。

 念入りに祈願して、一段下がったところで滑降準備。無風で音もなく、幻想的というか不思議な感覚でした。

 滑りはスベスベの斜面で室堂まではギリギリ視界もあり楽しい滑りでした。室堂から弥陀ヶ原は濃霧で全く視界がなく、雪面もわからない状況。 平衡感覚も麻痺してホワイトアウト酔い。自分が動いているのか(滑っているのか)止まっているのか、何ももわかりません。転ぶと雪面が動いているような(まるで雪崩で流されているような)錯覚。ただ広いグランドのような弥陀ヶ原はGPSが無かったら一歩も動けない状況でした。エコーラインからは視界も晴れてようやくまともな滑りができました。中飯場付近まではザラメで超快適な雪質で最高でした。そこから下は腐れ雪でズブズブで我慢の滑り。あとは自転車でダウンヒル。 楽しかったです。ありがとうございました。

 車に戻ったら帰る準備ですが、まぁ電子機器類の多いこと。iPhone電源ON・コンパスに下山通知、ビーコン電源オフ、ココヘリ電源オフ、GPS記録オフ・・・文明の利器といえばそうですが。


 さて、4月1日から仕事だ!と思いきや、私は東京から来たということで新型コロナ感染の予備軍とされ、2週間出勤できず在宅勤務を命じられました。経営者の立場からするとそうなのかもしれませんが、ちょっと傷つきますね。まあ気負わずやりなさいということでしょうか、在宅勤務頑張ります。

石畳は雪無し

石畳を登り終えると 前日までのトレースあり

春山です。縦溝もなくて帰りは良さそうです

赤兎山・大長山が美しい

甚之助の積雪状況 この時期としては少なめな気がします

エコーラインに乗ると、、、この足跡は??

雷鳥?なわけないか。トレースは万才谷へと歩いて降りて行きました

室堂がいきなり現れてホッとしました。視界10~20mでした。

室堂の積雪状況 この標高における積雪状況としては例年並みかと思います

ホワイトアウトの中山頂を目指します

山頂も視界が悪いのですが

太陽の光が差す

神はお見捨てにならなかった

記念写真

奥社にお参り

滑降準備中。色が失われた世界。どこかか別世界に来てしまったようだ

弥陀ヶ原はホワイトアウト。雪面も傾斜も何も分かりません。視覚情報ゼロ。

南竜馬場

雪質ザラメ。ナイスな斜面に飛び込みます。

前日のシュプールとコラボ

甚之助の裏側の斜面もナイスでした

30分で甚之助。

除雪は別当出合まで完了してました