白馬までみさごさんの車に相乗りさせてもらい感謝。


本日のメンバーはアマッチさんみさごさん、Nさん、私の4人。

今日はいつものピーク狙いではなく温泉が目的だ。”山スキー”とか、”バックカントリースキー”とか、定義や考え方は言及しない。安全に楽しめたらそれでOKだ。


 猿倉荘からシール歩行できた。ここも雪が豊富で嬉しい。双子岩の鞍部まで登り上げ、シールを剥がして標高差200mを一本滑る。

 天気は快晴でほとんど雲はない。小さな雲は南東方向に流れているが、鑓温泉の周りでは山が風を遮ってくれるので、ほぼ無風状態だった。

 シールを貼り直して再び歩き出す。

 雨宮さんとは久しぶりで、Nさんとは初対面なので、世間話とか山の話とかいろいろと話が尽きない。

みさごさんも含め、みなさん先輩(年上)であり職種もそれぞれなので人生勉強もさせてもらう。


 気付けば温泉だ。温泉の前に一本滑ることにした。

 温泉に早く浸かりたいという気持ちが先走り登る気が起きない。勇気を出して登ろう。そして爽やかな汗をかこう。

 案の定、標高を上げると風が吹いてきてとても涼しい。よって汗は出ない。白馬鑓の稜線は暴風という情報がありピークはあえて目指さないことで合点した。

 烏帽子岩の鞍部から温泉に向かって標高差100mを一本滑った。斜面は広くてかなりよかった。雄叫びが出た。温泉の目の前の斜面にシュプールが刻まれた。


 さてメインの温泉だ!!

 自分は、白馬鑓温泉には春しか行ったことない。雪の斜面が温泉の熱で突然途切れているところに温泉がある。これが春の鑓温泉だ。

 景色もよく、開放的で、極楽のようだ。

 唯一心配なことは、上から雪や石が落ちてこないか?上部では落石のような音もしていたし、ヤバイくないか?ということだ。

  「温泉のなかでもビーコンはきるなよ、、、」みんな口を揃えて言う。冗談がキツイ。

 冗談はさておき、温泉に浸かろう。

 ちょっと待った。暑すぎて入れないよ。風呂の温度は43度以上あるだろう。みんなゆでダコになっちゃう。

 ウェアを脱いでしまったので裸姿にシャベルを持って雪ブロックを掘った。それを浴槽内に入れ温度調整した。

 先に裸になっていたおじさんも協力してくれて入浴準備完了だ。

 ざぶ~ん。気が抜けるほどいい湯だった。気持ちが良くて思わずため息が出た。硫黄の香りがプンプンの源泉影流しだ。身体の芯まで温まった。

 アマッチさんは温泉の沢で滝行をやるという。しかしあの温泉の沢は危険だった。自分も試みたが痛い目にあった。この日の核心部だった。煩悩を洗い落とせたと思う。温泉最高。

 オッサン勢揃いで温泉に浸かってはしゃしでいる絵図は苦笑いものだ。熊も恐れて逃げるだろう。

記念写真を撮ったら帰路につく。


温泉も最高だが、スキーも最高だった。思う存分滑りました。アマッチさんはテレマークターンをカッコよくきめていた。みさごさんは板の調子が悪く恐る恐る滑っている感じだろうか。Nさんの北海道仕込みのキレある滑りに痺れた。

 楽しかったです。みなさん今日はありがとうございました。


そして今季も無事に終われたこと感謝です。

猿倉荘

杓子岳がドン

春の山をのんびり歩く

双子岩の鞍部へ

唐松岳がドン

鞍部からみさごさんがGo

鞍部からNさんがGo

鞍部からアマッチさんがテレマークターン

標高200mほど滑降

奥(中央)の黒いのがが双子岩

これが温泉の沢だ

烏帽子岩の鞍部から一本滑ろう

NOZAが滑る

自分たちのシュプール

温泉到着

いい湯でした ビーコンは忘れずに

開放的

風呂上がりのみさごさんの滑降

温泉の沢を背にアマッチさんの滑降

温泉の沢を背にNさんの滑降

上空の風はものすごいだろう。滑落には注意だ。気温も高いし落石や雪崩にも警戒が必要

広大な斜面 安全第一で早めに切り上げた

ありがとうございました