白山 山スキー2015 パート2
白山 山スキー2015 パート2
0:00白峰ゲート〜1:10市ノ瀬〜2:40別当出合〜4:40甚之助〜6:20室堂〜7:10御前峰
7:30滑降開始〜8:05甚之助〜9:10別当出合〜9:50市ノ瀬〜10:30白峰ゲート
先生:板BDアスペクト152、兼用靴Dynafit
すずけんさん:板Moment(?)、兼用靴Dynafit
Noza:板Dynafit SevenSummits、兼用靴Dynafit
2015年12月23日水曜日
暗闇のエコーライン
暗闇の室堂
積雪量は少ない
朝焼けと奥社 まもなく山頂
Yasuhiro先生 山頂からGo
先生 かっこいい
すずけんさん 超軽快な滑降 モーグルに見えた
社務所 鳥居は半分くらい埋まっている
吹き溜まりはもうすぐ入り口をふさぎそう
弥陀ヶ腹
南竜ヶ馬場方面
別山と先生
ルンゼを落ちていく
定番のフライングを予想し30分前に準備完了。
今日は久しぶりに先生とご一緒させてもらえるということで、気合入っている。しかし予想とは裏腹に定刻0:00スタートであった。先行者はすずけんさんだ。凍結した白山公園線はとんでもなく危険だった。なめてかかると痛い目にあった。市ノ瀬でシール歩行に切り替えた。林道の雪は少なく苦戦した。ショートカットしてすずけんさんに近づいたが、追いつくことができない。かなり気合入っていると思った。
「石畳で追いつく」という先生の予想であったが、もう姿は見えなくなっている。先生の闘争本能が強火となってきた。今日はかなりアツい。序盤からこんなに飛ばして後半もつだろうか、正直自分の体力が心配である。甚之助下から、ルートが不明瞭になってきた。ラッセルも加わってきてすずけんさんのトレースは右往左往しているが、先生は正しいルートを一直線に進む。今日のNozaは完全に金魚の糞だ。
甚之助ヒュッテで休憩。すずけんさんから丁寧な申し込みがあり、ここからは3人で御前峰を目指すこととなった。仲間が増えて嬉しいです。
甚之助の上の斜面は氷化。暗闇で高度感は麻痺しているが、斜度もキツく結構やばい局面だろう。先生が先頭で道をき開いてくれた。エコーラインにつきあげるルンゼでは、幅が狭くてジグが切れない。スピードクランポンの歯が短く直登はやばい。大事をとってツボ足で10mほど進んでいるうちに、先生たちは見えなくなった。スキーの歩くスピードはツボ足と比較にならない。
暗闇の弥陀ヶ原は写真をとることもなく通過し、室堂。ようやく薄明るくなってきた。
30分で登れば山頂でご来光が見られるはず。今日も来て良かった。最高だ。
奥社の方向から日の出なんて素敵!かと思いきや雲で日輪は拝むことは、かないませんでした。ちょっと残念。奥社にお参りし、滑降準備。
今日も山頂からGo。シュカブラに足を取られないように注意して滑った。先生は安定して滑っている、すずけんさんは軽快にシュカブラをモーグルのコブのように攻略していく。Nozaは屁っ放り腰であるが楽しんでいる。二人とのスキーの経験値の差は明白だ。
弥陀ヶ原から下部は憎きもなか雪だった。悔しいですが制御不能です。
どんどん差が開いていき、別当覗きまで二人をかなり待たせてしまい申し訳ありませんでした。
別当覗きから北面の斜面を一本滑降する。斜度がキツく雪崩が心配だ。まず先生が一気に行った。すずけんさんも続く。なんか面白そうだ。しかしコケたら谷底だろう。正直ビビってしまい、大事をとってトラバース気味に高度を落としてから滑った。
中飯場からはカッリカリだ。登山道の幅しか滑れるところはない。ボーゲンで進んでも加速していくし止まれない。もう50回くらいはひっくり返っただろう。体が恐怖を覚えて思うように体が動かない。ここで転ぶと岩に激突か滑落だ。
それでも二人は滑って行ったのだから不思議だ。いや自分がへたっぴなだけなのだ。
正直悔しいし、泣きたいが、泣いている暇はない。ツボ足で歩くことにした。
命かながら別当出合。完全にお荷物となって申し訳ない気持ちで居た堪れない。
林道をスケーティング。路肩のわずかな雪が生命線の場所もあった。それくらい雪は少ない。最後はショートカットの藪スキーで締めくくりたいところですが、痛い目を見るイメージしかできなかったのでやめておこう。
市ノ瀬から自転車にまたがった。ここで調子に乗ったのが大変まずかった。スピードがてているのに、滑って大転倒、怪我しなかっただけラッキーだった。後輪が外れてチェーンも脱落していた。すずけんさんが助けてくれて本当に感謝です。
命かながら白峰ゲート。もう完全燃焼でした。一方で二人はケロッとしている。恐れ入りました。
上りは金魚の糞、下りはお荷物、自転車で大転倒、散々でした。
センスがないのはわかっている。ここで腐っていては男の名が廃るってもんだろう。練習しないといけない。今の自分は中途半端で一番危ない。体力はなんとかなるとして、特に滑りは死活問題だろう。
先生から安全に山をやるための心がけを説いてもらった。
徹底し、分析し、気を抜かない。(しかし危険なことにはかわりない。)
身の程をわきまえて、しっかり鍛えてから出直しです。人生なめたらあかん。
これに気づくことができただけでも幸せで、今回の収穫だろう。
Yasuhiro先生、すずけんさん、本日はありがとうございました。